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正社員は長く働くべき?〜メンバーと考えた「チームで働く」のあり方〜

ミヤケです!

皆さんの職場ではどんな配置をされていて、どんな働き方をされていますか?
今日は、僕のチームのメンバーと話した「働く時間」について書きたいと思います!

・長時間労働
・属人化した働き方
・正社員って「どうありたい?」

こんなテーマで書けたらと思います!

お知らせ!

【3/18(木)21:00 初Youtubeライブします!&祝10万回再生突破!】
みなさんのおかげでチャンネルの総再生回数が10万回を突破しました!
感謝の気持ちを込めて、Youtubeライブにチャレンジしてみようと思います。
もし、聞きたいこと・話してほしいテーマがあったら教えてください!
僕が喋れることであれば喋ります!!

発端:「僕は正社員だから、長く働きますよ!」

現場に配属されている後輩から連絡が来ました。
若く、前向きに介護現場で価値を出してくれています。
最近成長著しい彼からの連絡の内容はこうです。

採算を考えた時に、「固定給(みなし残業含む)」をもらっている自分が、時給で働いている契約社員さんの残業を巻き取ろうと思いますが、どうでしょうか?(一部内容変えてます)

彼なりに一生懸命考えて言ってくれたんだと思います。
彼にも伝えましたが、めちゃくちゃ嬉しかったです。
いち若手社員としてだけでなく、施設全体の運営にも影響を与えようとしてくれている姿勢を見て感動しました。

色々考えてくれているんだ。

内容について考える前に、まず彼の想いを受け取り、じーんとなりました。

教える・正す、ではなく「一緒に考える」

さあ、ここからです!

上記の彼の連絡を見て、色々と言いたくなった人もいるでしょう。
もちろん、僕もそうです笑
「ああじゃなあいかな、こうじゃないかな・・」
やっぱり、、彼の想いを受け取ると同時に、”人間:ミヤケ”としての反応もありました。(僕はまだまだ未熟ですね)

「さて、どうしたもんか・・・」

僕の出した結論、次のアクションをどうするかの結論は、

「一緒に考えてみよう」

彼だけでなく、最近施設の経営に関わってくれるようになったメンバーとも一緒に話して、考えてみることしました。

※最近経営に関わってくれるようになったメンバーの話です。
↓↓↓

リーダーが、上長・上司が、「正しいこと」を教えて正すのではなく、一緒に考えることが重要です。
本人の自己効力感も高まるし、成長するし、上司(ミヤケ)が楽になります。
楽になるということは、サボるわけではなく、できることを部下に渡し、別の新しいことに踏み込むことができるようになります。

何を上位の概念にするか

一緒に考える前に、その場のメンバーで統一させたことがあります。

僕たちは何のために売上・利益を出そうとしているのか。

「幸せに働いて、楽しく働いて、利用者さんに幸せでいてもらう」
ためだよね。

これが上位概念になり、そのために必要なことのうちのいくつかの中に「お金をしっかり儲ける」があります。
そして、お金をしっかり儲けると、設備投資や備品の購入、メンバーの報酬など多くの好影響を与えることができます。

まず、そのために数字があるのだと、認識を一つにした上で「一緒に考える」を始めました。

一段レベルが上なチームはどんな姿?

さまざまな意見が出ました。
細かくは書きませんが、一生懸命に考えてくれました。

それで十分だと思っています。
結論や結果なんて、どうでもいいんです。
一生懸命考えて、実行するのが一番大切なことです。
結果がどうなっても、それは彼らの学びになります。
責任を取る僕自身の学びにもなります。

その上で、僕が伝えたことを書きます。

【給与、手当が「全て」ではない】

彼は当初、自分が時給メンバーの代わりにたくさん働く!と言いました。
また、管理者であるメンバーも同様に想いを持っているとのことでした。

二人ともたくさん考えてくれて、とても嬉しいです。
それでいいと思ってます。

ただ、一つ気になるのは、

「正社員である、管理者であるから、たくさんの業務にあたる」
に違和感を覚えました。
手当が多いから、たくさんの業務をする・・いいんですが、
レベルとして、もっと高いところを目指せるんじゃないかと思っています。今のメンバーなら。
もし、手当や役職のあることに責任感を持っていてくれるのならば(それだけで十分嬉しいんだけど・・w)、
もう少しだけ、ほんの少しだけ頭を使って、考えてみてほしいなと思いました。

例えば、管理者の彼女(20代女性)が、定時に出社し、定時に退社したとして、「何だよ!管理者のくせに!」って思うでしょうか?
絶対にメンバー全員思いません。
絶対に、です。

たくさん働くために彼女は手当をもらっている訳ではありません。

彼女がいるから、私たちは安心安全に働けているんだ。
彼女がいるから、楽しく働けているんだ。

現に、みんなからこういった声が届いてます。
めんどくさいくらい、沢山届いています。

だから、もう一度考えてみてほしい。
手当を「時間」じゃなく「精神的支柱になっていること(業務責任も含めて)」だと置き換えると、
まだできることがあるんじゃないかと思います。

「役割」と「一隅」

最後に、彼が「正社員」であることについて一緒に考えてみました。

正社員だから、〜〜しなければならない。と思っているなら、それは少しピントがズレているようにも思います。
想いや矜持は十分わかっています。

その上で、もしもそこに責任感やプライドを感じているならば、
「頭を使う」ことを覚えてほしい。

現場の職員メンバーは日々現場に、利用者さん一人一人に向き合ってくれています。
背中を流すこと、お手洗いまでの歩行一歩一歩に神経を使い、自立支援を促し、心を込めてケアにあたってくれています。

だからこそ、「役割」として、正社員は頭を使って、仲間に貢献することを意識してほしいです。
どちらが偉いとか管理するとか、そんなしょうもないことではなく、
関わるメンバー一人一人が役割を持って取り組めば、きっともっと、素晴らしい施設になります。

頭を使って、業務時間を5分削り出すことも、
背中を流すことも、
歩行に木を配ることも、
心を込めてコミュニケーションを取ることも、

それら全てが、その一つ一つを輝かせています。
照らしています。


もう一段、
もっと素晴らしい景色の見られるチームになると信じています。

<終わり>


シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。