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言葉に意味を付けるものを僕は勘違いしていた

”ミヤケが話すから意味があるんだよ”

そう言われたのは、年末でした。
仕事納めも終了した12月27日、弊社の忘年会でした。
一次会は若手が考えたコンテンツで盛り上がり、盛り上がりそのままに二次会に雪崩れ込みました。

酔っ払うと席を縦横無尽に移動する習性がある僕は、ある先輩の横に着きました。

自社の先輩と話すことが少なくなってきている僕は(まあ、平均年齢20代の会社にあって、27歳の代になる僕はもはや中堅ですw)、こういう場が大好きです。

といっても、「センパーイ!可愛がってくださいよ〜〜」みたいなしょうもない話はしません。
今の自分は先輩と比べてどうなのか、先輩は今どんな壁にぶつかっているのかを知りたいのです。

少々酔っ払っていた僕も色々と話しました。

・今の仕事に対する想い
・今の課題
・今年一年やりきったこと

そんな話をしながら過ごしていると、その先輩はこう言いました。


「伝える」と「伝わる」


「全体会議とかでもっとそれ話してほしいなあ〜」

全体会議とは、弊社で月に一度開かれる全社会議のことです。

基本的に全社員が集まり、既存事業、新規領域問わず各部署が5分程度で前月の振り返りを発表します。
結構盛り上がります。

そんな全体会議ですが、僕は入社一年目の5月から部署代表として話しています。
しかし、最近では日程の調整が難しくなったり、成長途上の後輩がいることから、2人くらいの後輩に任せているという状況でした。
その状況を僕はダメだと思っていなくて、後輩にとっては成長の機会になるし、何より、優秀な後輩たちなので、「まあ、優秀だから伝えてくれるだろう」と思っていました。

もちろん、この先輩のそのことは見ているので知っているはずでした。

”え?でも、〇〇とか△△とか(後輩たち)が発表してくれていますよ!”

すると先輩の表情が一瞬変わりました。

「違うんだよ!事業に想いも責任も持って、起業家的にやってる、”ミヤケの”口から聞いた方が、絶対皆んなにもっともっと響くぜ!」


そうか、

僕は「伝える」ことを近視眼的に見て満足していましたが、
「伝わる」ことを最大値まで引き上げる努力をしていなかったのかもしれません。


「伝えよう!」

今月の全体会議、正直日程も時間もかなりやばかったのですが、無理くり調整して参加しました。

5分間。

僕は何を考えていたかというと、
とにかく「伝われーーー!!!!」と念じながら話していました。
ほぼ全員と目を合わせながら、「頼むーーー!!!伝われーーーー!!!!」と念じました。

資料作成の時間はもちろん、何を喋るのかも考える時間すらなく、発表1時間前に仕上がった資料をぶっつけで話しました。

熱量マックスの5分間。

話終わって、その後次のアポのため、すぐに会場を出る必要がありました。

降壇して社員の間の通路を通るとき、

”ミヤケが話すから意味があるんだよ”

と言ってくれた先輩が、小さな声でこう言ってくれました。


”めちゃくちゃ面白かったよ”

通りすぎざまで時間がなかったので、僕は反応できませんでした。


先輩の想いを背中で受けながら、僕は次の戦場へと出発しました。


言葉に意味を付けるもの、
魂を宿すもの、
それは紛れもなく僕自身のエネルギーでした。



<終わり>


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