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遠い記憶 四十一話

最後に勤めた所は、医療現場の看護助手の仕事だった。
夜勤もあり、ハードな仕事だったが、何よりお給料も良く
正社員採用は、当時の私の年齢では、ラストだろうと思い勤めた。
初めは、見るもの、触る物判らない事ばかりだったが
元々、頑張り屋の私は、必死に仕事を覚えて行った。
しかし、楽してお給料は欲しいと思うのは、何処でも居る者だ。
知らず知らず、辛い仕事はこっちに投げられる。
それでも、黙っていると、余計つけあがるのか、仕事はどんどん増える。
夜勤のシフトも知らない内に、辛い方、辛い方が組まれたりしていた。
しかし、
何時もの事だが、見ている人は、居る物だ。
上司の、方や先輩の方は、良く私をかばって下さった。
その点は、有り難かった。
その方達は、今でも交流がある。

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