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遠い記憶 二十六話から

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遠い記憶 二十六話からの有料
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#小説

遠い記憶 三十九話

義母が亡くなり、義父と義兄と二人になったが、 義嫁は、町内や義父とは、反りが合わなかった…

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宮島廣子
2年前
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遠い記憶 三十八話

母からの、束縛から逃げる事が出来た。が、 義父や、義兄の借金は止まる事は無かった。 子供達…

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宮島廣子
2年前
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遠い記憶 三十七話

時は、前後するが あれは、上の子供が小学5・6年生の頃だった。 結婚して以来、黙って私と母を…

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宮島廣子
2年前
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遠い記憶 三十六話

その時、私は,永くて、果てしないトンネルの中にいた様に思う。 上手くいかないと言う時は、重…

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宮島廣子
2年前
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遠い記憶 三十五話

毎日、頑張っても頑張っても、義父と義兄の作って来る 借金には、家で縫物ぐらいでは間に合わ…

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宮島廣子
2年前
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遠い記憶 三十四話

生まれたばかりの、我が子の泣く声に、何とかお乳をと 思うと、返って焦ってしまう、私。 しか…

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宮島廣子
2年前
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遠い記憶 三十三話

新しく、仕事も決まり私は、将来の為と思い 必死に働いた。 正社員と言えども、当時は休みは週1だった。 一日しか無い休みは、掃除に買い出しに1週間分の食事の下ごしらえで 殆ど終わってしまっていた。 主人は、俺が働くからお前は家に居てくれと、何度か言っていたが 私は、今まで生活に苦労して来た。同じ事はしたく無い。 その内生まれるであろう子供の為、今の内に1円でも多く蓄えて置きたかった。 何度か、その点では、主人とは意見が合わず衝突してしまったが 私は、がんとして譲らなかった。

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遠い記憶 三十二話

ドタバタな、お式も終え、新しい生活が始まった。 主人が用意した、新居はお世辞にも立派とは…

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宮島廣子
2年前
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遠い記憶 三十一話

結納も決まったが、母は日曜は仕事だと言い張り。 仲人も、主人側のご両親も仕事を休み、平日…

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宮島廣子
3年前
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遠い記憶 三十話

その頃の母は、お前は片輪だから、まともな所には行けないのだから、 この言葉が口癖の様だっ…

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宮島廣子
3年前
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遠い記憶 二十九話

母の中には、私は居なかった。 母の大事な物は、自分のプライドと体裁だった。 都会と言う所は…

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宮島廣子
3年前
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遠い記憶 二十八話

何時しか、都会の言葉も、習慣にも慣れていき それと引き換えの様に、 お国なまりも、一つづつ…

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宮島廣子
3年前
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遠い記憶 二十七話

名古屋に、出て来て二年目を迎えたその頃。 日が沈んでも、外は賑やかだった。 眠らない、都会…

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宮島廣子
3年前
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遠い記憶 二十六話

毎日ふるさとを、思わない日は無かった。 しかし、それを、口にする事はしなかった。 口にしたら、何か崩れてしまいそうで。 私達兄妹が、おろおろする側を、知らんぷり、するかの様に 私達の前を無言で、足早に通り過ぎて行く様に思える都会の人達。 ただ、必死だった。 それに、着いて行くのに。 始めは。6年頑張ればいいと、思ってたが、 その、6年の永い事。 先が、見えなくて、気が遠くなりそう。 私は、思った。 6年って、思うのを、辞めよう。 今日一日、頑張って見よう。 駄目だったら、明日

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