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私達と違って、母はどんどん明るくなる。 まるで、今まで、抑えられていた分、取り戻すかの様…
無事、飛行機は、名古屋へ。 着陸するのも、怖かったが、飛行機を降りて、どう歩いたか 記憶が…
何か、大きく動いた様に感じた。 人間の、小さな小細工、事では、無い。 もっと、大きな存在に…
私は、中学三年生になった。 その頃になると、私が率先して母に指示をする様になった。 母も、…
あれは、中学二年生になっての事だった。 相変わらず、生活は変わらない。 毎日が、暗いトン…
私も、中学に上がった。 最初の、土曜日。 母には、給食が無いから、弁当がいると言ってあった…
その頃から、だった様に思う。 私の中に、もう一人の私が語り出す様になったのは。 何時まで、あの人の事、親だと思ってるの? あんなの、親じゃ無いよ。 おまえは、みにくいアヒルの子なんだよ。 ここの子じゃ無いんだよ。 じゃあ、本当の、お母さんは? 本当の、お父さんは? 何処にいるの? フゥーと、歩き出す。 あても無いのに。 よその家の、入り口に立って。 中から、お母さんらしい人の、笑い声がする。 思い切って、すいません、ここの子供にして貰いませんか? と、言いかける
私は、学校で一番好きだったのは、図画工作の時間だった。 絵を、描いたり、何か作るのは、本…
結局、入院は、夏休み後半になった。 母は、新聞配達がある為、一人だけの入院だった。 手術は…
あれは、夏の夜。 外は、花火の打ち上げられる音がする。 母が、今日は花火やね~と、 見に行っ…
何日ぐらい、いただろうか? 夜、布団に入って、暫くすると、 襖一枚隔てた、向こう側から、 …
相変わらず、父の酒癖は、直る様子は無かった。 夜暴れるのは、益々酷くなる。 家の中で、包丁…
誰に、言われた訳じゃ無いが、 子供の私が見ても、母の様子が、兄と弟と私に、 対する、接し方…
学校から、帰ると、誰に言われる事無く、 宿題を片付け、お宮の掃除に風呂焚き。 もう、そんな事自然と身に付いてい居た。 母が、仕事から帰って来た時の、顔色を、素早く見る事も覚えた。 さあ~てと、宿題やろうかなと、とっくに終わっていても、 勉強するふりをする。 ほどほどしてから、さあ~てと時間割しようかなと、 ランドセルに、教科書を入れるふりをする。 次に、台所に立つ母の様子を見る。 その時の、献立を見ながら、必要なお茶碗を並べる。 弟は、その間テレビの前から離れない。 そ