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皮膚のアプローチで可動域は変わる。首への介入による肩関節・股関節の可動域改善

パーソナルトレーニングなどの現場では、筋肉や骨といった組織に対してアプローチし、パフォーマンスアップや健康増進などを狙うのが一般的です。しかし、人体のもっとも表層にある皮膚への働きがけでも、十分に可動域の改善効果は見られます。

今回は、主に頸部の皮膚から介入する、相手の姿勢の改善であったりとかのアプローチをご紹介します。

シンプルな介入で可動域が良くなるor悪くなる

何をやっていくかというと、非常に簡単なアプローチです。相手の首の後ろの皮膚を、頭部の方に向かってぐっと引っ張る。あるいは体の方に向かってぐって皮膚を押し込む。この2通りだけで、私たちの可動域はすぐに良くなるあるいは悪くなります。

それを分かりやすく判断するために、今回は股関節・肩関節それぞれの可動域の変化を見ていきましょう。

まずはクライアントを施術台などで仰臥位になってもらい、SLRをしてもらいます。

次に、肩関節を屈曲させて腕を上げていきましょう。

2つのテストにおける、自分(あるいはクライアント)の可動域を覚えておいてください。また、テスト中に感じた違和感、痛み、つまり感も覚えておきつつ、この後のアプローチでどのように変わるのかを試しましょう。

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