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さらにしなやかな背中を手に入れる。エクササイズとリリースで脊柱の後弯形成を促す方法

前回のnoteにて、私たちの身体の中心を走る脊柱の可動性を高める方法の1つとして、後弯可動域を高める方法を解説しました。今回は第2弾ということで、もう少しだけクライアントの脊柱の後弯形成に役立つエクササイズやリリース、ちょっとした評価方法を解説したいと思います。

1.クロコダイルブリージング

まず取り組むのは「クロコダイルブリージング」という呼吸エクササイズです。まずクライアントを仰臥位にして、その状態から息を吐き切ってもらい、大きく息を吸ってもらいます。

クロコダイルブリージングでは、お腹が地面に押し込まれているため、自動的に腹部の前部ではなくて側面・背面に広がりやすくなっています。この呼吸法を、胸腰筋膜の活性化を促します。

2.四つん這いによる脊柱の後弯運動

前回のnoteでも一部紹介している動作ですが、改めてここで復習しましょう。クライアントを四つん這いにします。この状態から背中をグーッと上へ持ち上げます。

背中を上へ持ち上げる、つまり脊柱の後弯を強調すると、肋骨は自然と下制します。脊柱の後弯を(クライアントができる)最大限まで強調させ、肋骨を最大限下制させた状態のまま、クライアントに腹式呼吸を行わせます。

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