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Anatomy Special Magazine

解剖学に関する記事を月に最低3記事更新していきます。 トレーナー及び運動指導者、健康に関する従事者が楽しめる内容となっております。 レベル的には通常ネットで調べるレベルとは一線を…
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記事一覧

膝蓋骨の評価とアプローチ。膝蓋骨のアライメントにフォーカスした可動域制限の原因と…

今回は膝蓋骨、つまり膝にあるお皿についてお話しようかなというふうに思います。膝蓋骨はパテ…

これで膝痛を解消!筋肉をほぐす+使えるようにするの二段構えでアプローチする方法

肩こり、腰痛、首のこりなど、さまざまな慢性痛と同様に多いのが膝痛です。今回は、膝痛に対す…

膝関節の可動性を支える「膝蓋骨」の動きを阻害する要因〜骨の問題、靭帯の問題、筋肉…

膝の屈曲伸展がここまでスムーズに動くのは、動物でも人間だけであり、その要因が膝蓋骨(パテ…

内反膝へのアプローチ。O脚が原因で膝が痛い原因と筋・骨・皮膚によるアプローチ方法

今回は、膝にまつわるさまざまなトラブルの1つである「内反膝」がテーマです。内反膝のメカニ…

膝の内側が痛い…!鵞足炎の特徴とストレッチ、トレーニング、リリース方法

鵞足とは膝の内側に位置する部位で、三つの筋肉の停止部の形がガチョウの足の形に似ていること…

さらにしなやかな背中を手に入れる。エクササイズとリリースで脊柱の後弯形成を促す方…

前回のnoteにて、私たちの身体の中心を走る脊柱の可動性を高める方法の1つとして、後弯可動域…

より柔軟な背中を生み出す。脊柱の後弯可動域を高める2つのエクササイズ

私たちの身体の中心を走る脊柱は、安定性と可動性という2つの機能を持っているとてもユニークな存在です。姿勢保持や運動時の身体をしっかり支えられること、運動時に身体を思い通りに動かすこと。これらが両立されていることが、脊柱には大事というわけです。 今回は、そんな脊柱の動きの1つである後弯、つまり背中を丸める動作の可動性を高めるための方法を、大きく2つ紹介したいと思います。 呼吸+脊柱の後弯を組み合わせたエクササイズ1つ目の運動は、私がクライアントによく行う脊柱のエクササイズで

胸椎の可動域を高める!簡単にできる2種目のエクササイズで「胸を動かす感覚」を養う

前回、胸椎を伸展できることの重要性を解説しました。今回は実践を含めて、胸椎の回旋がうまく…

胸椎伸展に必要な要素はなに?骨格筋・骨・関節の3要素から重要な組織を考える

パフォーマンスや健康において、胸椎の可動性が重要というのは皆さんもご存知だと思います。今…

「肩を上げるのが辛い」を科学する Par2:肩関節外転で生じる痛みの解消方法。外転動…

前回のnoteは、肩関節の屈曲動作に痛みを覚える人をケアするための、食っ挙行動作の骨の動作に…

「肩を上げるのが辛い」を科学する Par1:肩関節屈曲で生じる痛みの解消方法。肩の動…

パーソナルトレーニングの現場において、クライアントの疼痛で特に多いのが「肩の痛み」です。…

膝の痛みの2大巨頭。「腸脛靭帯炎」と「鵞足炎」の特徴と評価方法を解説します。

パーソナルトレーニングジムを訪れるクライアントで、慢性的な痛みに悩まされている人は多いで…

大腿骨のポジションから骨盤・股関節のアライメントを見る〜大腿骨の前方突出をどう判…

骨盤と股関節の両方のアライメントをチェックするとき、いくつかの手順を踏むことになります。…

股関節を徹底解剖。周辺組織の特徴と運動連鎖を知る

このnoteではこれまで、たびたび股関節に関する記事をあげてきました。今日は股関節のバイオメカニクスや周辺組織の特徴、運動連鎖について解説しようと思います。 股関節を支える3つの靭帯の特徴股関節には腸骨大腿靱帯、恥骨大腿靱帯、坐骨大腿靱帯という、3つの靭帯が存在します。これらの靭帯は名前が示す通り、腸骨・恥骨・坐骨に起始を持ち、すべてが転子間線(大転子から小転子に向けて斜めに走る粗い線)に停止するのが特徴です。これらの靭帯の走行によって、大腿骨頭は大腿骨頚部後部を除いて、そ