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Anatomy Special Magazine

解剖学に関する記事を月に最低3記事更新していきます。 トレーナー及び運動指導者、健康に関する従事者が楽しめる内容となっております。 レベル的には通常ネットで調べるレベルとは一線を… もっと読む
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記事一覧

仙骨の前傾をどう作るか~最重要の筋肉は「多裂筋」です

仙骨は脊柱の終着点であり、仙骨の上端部に位置する第1仙椎の上面のことを「仙骨底」と言いま…

脊椎を理解する④腰椎の安定性を高める「腹横筋」を呼吸・筋連結の観点でアプローチす…

脊椎のことをがっちり学び直そうという企画。四回目である今回は、腰椎について考えていきます…

脊椎を理解する③胸椎の可動性・安定性と切っても切り離せない「胸郭」の話

脊椎のことをがっちり学び直そうという企画。今回は胸椎の話と連動して、胸郭について取り扱い…

脊椎を理解する②胸椎の特徴と起こりやすいアライメント不良。身体に与える影響と原因…

脊椎(頚椎・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨)のアライメントを包括的にまとめていくこのシリーズ。第…

脊椎を理解する①頚椎の特徴と起こりやすいアライメント不良+頭部へのアプローチのウ…

このnoteでは、たびたび脊椎(頚椎・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨)にまつわる話をしています。今回…

肩関節のケア・最強の定番2種。肩のケアとパフォーマンスアップに迷ったらこれをやる…

前回は、5種類ある肩関節のさまざまな話を紹介しつつ、「やっぱり肩は大切だよね」というのを…

【解剖学講座】肩の重要性を再確認する3つの話【肩関節を極める】

肩関節は全5種類あると言われ、「肩関節複合体」と表現することもあります。具体的には、胸鎖関節、肩鎖関節、肩甲上腕関節、肩峰下関節、肩甲胸郭関節です。競技やトレーニングのパフォーマンスを高める上で、肩関節の可動性・安定性を高めることが重要だというのは、もはや周知の事実でしょう。それでも、やはり肩関節の重要性がちゃんと伝わっていないなと思うシーンが少なくありません。 今回は、そんな肩のお話をたっぷりしたいなと思います。 ①肩甲胸郭関節とベンチプレスの大切な関係肩甲胸郭関節は、

【解剖学講座】全老若男女がやるべき胸椎エクササイズ【シリーズ「パフォーマンスアッ…

胸椎は、脊椎において可動性を発揮すべき「モビリティ関節」です。しかし、年齢を重ねたり運動…

【解剖学講座】胸郭出口症候群の評価方法と簡単ケア【シリーズ「胸郭出口症候群」②】…

胸郭出口症候群は、小胸筋症候群、肋鎖症候群、斜角筋症候群の3つに分けられるのが、一般的な…

【解剖学講座】胸郭出口症候群の特徴、起きやすい人の特徴【シリーズ「胸郭出口症候群…

小胸筋の下には走る血管や神経といった組織が通っています。そして、小胸筋が緊張したり硬縮し…

分離症を知って「トレーナーとしてできること」を考える

腰椎分離症は医療より、健常者が来るパーソナルジムで見る機会は少ないと思います。 ただし、…

消去法で考える腰痛。脊柱管狭窄症、ヘルニア、坐骨神経痛。3つの原因から1つを絞るア…

腰痛という言葉は、特段その症状を特定した言葉ではありません。トレーナーは腰痛の「中身」を…

翼状肩甲骨の問題点と改善アプローチ&トレーニング。背中に片翼が生えている人は要注…

翼状肩甲骨は、上腕の挙上動作や肩関節の屈曲動作、あるいは肩関節の外転動作時に、肩甲骨の安…

脊柱伸展時の腰痛のケア。考えられる4つの原因とアプローチ

僕がクライアントを見てきた中で、いわゆる「腰痛」を訴える人の中でもっとも多いのが、脊柱の伸展時に腰痛を覚えるというケースでした。いわゆる腰を反らした時に腰が痛いという人です。この原因と考えられる4つの要因を、それぞれ紹介したいと思います。 ①胸腰筋膜の「たるみ」胸腰筋膜は、読んで字のごとく胸部〜腰部周辺を覆う筋膜のことです。体幹の前後と側面の各筋群が連結されるように構成されていて、広背筋と大殿筋とおいう、非常に大きな筋群の連結にも関わっているため、胸腰筋膜は体幹の安定性にと