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オーバートレーニング症候群を予防!パフォーマンスアップを目指すための栄養補給の考え方

トレーニーやトレーナー、あるいは現在なんらかの競技に取り組んでいるヒトにとって、運動と同レベルで重要な観点が栄養だと思います。2つ(あるいは睡眠も合わせた3つ)のバランスがうまく調整できないと、運動によって生じた疲労や身体へのダメージを回復できず、オーバートレーニング症候群になってしまうかもしれません。

今回は、そうしたオーバートレーニング症候群を予防しつつ、運動に伴う疲労や身体の異常をすばやく回復して、パフォーマンスをより高めるためにどんな栄養を取っていけばいいのかを包括的に紹介していきたいと思います。

オーバートレーニング症候群(OTS)の兆候

厚生労働省は、オーバートレーニング症候群を「スポーツなどによって生じた生理的な疲労が十分に回復しないまま積み重なって引き起こされる慢性疲労状態。」だと説明しています。オーバートレーニング症候群によって、思うようなトレーニング効果が得られなかったりスポーツの成績が低下してしまったりするだけでなく、以下のような徴候・症状が現れると考えられています。

  • 抑うつ気分

  • 疲労

  • ホルモンの変化

  • 回復時間の低下

  • やる気の喪失

  • 徐脈または頻脈

  • 不眠症

  • イライラ

  • 筋肉が重い、痛い、こわばる

  • 不安

  • 脳霧

  • 体重減少および/または筋肉減少

  • 女性の無月経

  • スポーツにおける身体的パフォーマンスの低下

オーバートレーニング症候群のリスクを高める要素

オーバートレーニング症候群に至る原因はいくつも考えられますが、そのうち「オーバートレーニング症候群のリスクを高める要素」は次の5種類が主に考えられます。

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