時代と熱量

いろいろとあって、映画「男たちの挽歌」を観賞する。
ジャンルの枠を越えて様々な作品に影響を与えた、香港ノワールの傑作であり代表作である本作。
ホー、キットの兄弟、そして、ホーの親友マークの3人が主人公の物語である。
元アウトローの兄のホーが、人生の更正と警官である弟キットの和解の為にするのに奔走していくのと同時に、ホーとの再会で、復活しようとするマークの姿が印象的な物語です。
この作品ですが、予告編を観て、「惹き込まれる物」を感じ取って、観賞しようと思いました。1980年代の「時代」を感じとれる作品ですが、この作品が溢れる「熱量」が凄いのが、「惹き込まれる物」の正体なのかもしれません。
登場人物同様に、監督、俳優陣の人生の再起、復活しようとする「熱量」の凄さ。文字通り、彼らの魂が籠った映画であります。
その結果、世界的大ヒット、映画史に名を刻む作品になりました。
因みに、「男たちの挽歌」の上演時間は、95分ですが、それを感じさせないのも、本作の魅力であります。
自分も、「男たちの挽歌」の様な「熱量」のある作品を作ってみたいです。