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自転車の神社がある?因島の大山神社

日本は古来より「八百万(やおよろず)の神」と言われるように、多神教文化です。
自然物や自然現象、思考、災い、人物、創造主、王権などを神格化し、数え切れないほどの神様を祀っています。
そんな様々な神様がいる中で、しまなみ海道の一つである因島(いんのしま)には、サイクリストを見守る自転車の神様を祀っている神社があります。
今回は、自転車神社として親しまれている、大山神社について紹介します。


自転車の神様

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大山神社は因島の小高い丘に鎮座しており、大三島の大山祇神社よりご分霊を新たに迎え入れたといわれている、因島最古の神社です。
主祭神(しゅさいじん)は大山積大神(おおやまづみのおおかみ)であり、得られる加護としては、山の神・建築土木工業の守護神・船玉の神、開運厄除けの神・交通の守り神となります。
いろんな要素があって面白いですよね。

この大山積大神(おおやまづみのおおかみ)ですが、別名を和多志大神(わたしおおかみ)とも呼ぶそうで、この名においては交通の守り神様・橋渡しの神様とされています。
写真の旗に書かれている通り、自転車の神様はこの和多志大神(わたしおおかみ)であり、写真の中の三つの鳥居をくぐることで、「安全」「盗難」「良縁」をお願いします。

元々はサイクリストに境内の休憩所を開放したところ、交通安全や旅の安全のご祈祷を自転車と一緒に受けられることから、自転車神社と呼ばれるようになったそうです。
サイクリストの聖地であるしまなみ海道の影響を強く受けた神社とも言えますね。


自転車神社祭

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コロナ前にはなりますが、この神社では毎年5月には「自転車神社祭」が行われていました。
この祭り、過去に様々なイベントを企画していまして、いくつか紹介します。

「一本橋」
橋の上で、落ちること無く、誰が一番長い時間を掛けて渡れるかの競争。
「スピード競争」
ローラー台に設置した自転車に乗って、競輪選手とのスピード競争。
「スタンディングスティル競争」
自転車に乗って、足をつかず、どれだけ動かず立っている事が出来るかの競争。

中でも毎年恒例で行っているのが、相撲場にてサイクリスト同士の尻相撲を行う「尻相撲しまなみ場所」です。
やはり日本の祭事には相撲ですね。
尻相撲ということで、色々な世代が怪我の心配をせずに挑めるのが良いところだと思います。


私自身はサイクリングに強く関心があったわけではなかったので、当時この自転車神社の話を聞いた時には素直に驚きました。
世の中にはそういう神社も存在するであろうとは思いますが、まさか自分の地元にあるなんて。。。
皆さんの地元にも知らないだけで実は面白い神様が祀ってあるかもしれませんね。

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