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漫画の感想

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昭和生まれの私が読んだ漫画の感想。古いのも多いけれども新しいものもあります。
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#大友克洋

大友克洋・矢作俊彦 (気分はもう戦争)

大友克洋・矢作俊彦 (気分はもう戦争)

(1982年発行)

絵は当然上手い。
話の展開も上手い。
内容も面白い。
キャラも魅力的。
中でも<ボウイ>、<はちまき>、<めがね>、の三人組が結構好きだ。

何だか真面目なような、不真面目なような・・・、
この作品が描かれた頃の時代の雰囲気なのかな~~?
いいんだけどね・・・。
結構面白いと思うんだけどね・・・。
何故か心の隅で白けている自分がいるのよね。
何故かな~~~?
・・・と思ってい

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大友克洋 (AKIRA)

大友克洋 (AKIRA)

#今こそ読みたい神マンガ

(ヤングマガジンにて、1982年12月20日号から1990年6月25日号にかけて連載)

1984年(昭和59年)度、第8回講談社漫画賞一般部門受賞

AKIRA(28号)は鉄人28号のオマージュ。
主人公の金田は(金田正太郎)。
島鉄雄は『鉄人28号』に登場する敷島博士の息子、敷島鉄雄を由来としている。また、鉄人を捩っている。
大佐の苗字は敷島。『鉄人28号』で鉄人計

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大友克洋 (童夢)

大友克洋 (童夢)

いやもう、素晴らしい!…と言うしかない作品。

この作品が発表された当時、
画力の無い漫画家は、ただただ、脱帽するしかなかっただろうし、
(自分で)画力がある(と思っていた)漫画家は、悔しくて悔しくてたまらなかっただろうと、
私は(勝手に)思っている。

まず、タイトルページ。
子供が6人描かれている。
斜め上から見た構図。しゃがみこんで何かをしている4人。
右下には上半身しか描かれていないが、ど

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