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#19 ライフワークバランスよりも4つのワークという視点



ワーキングマザーになったときの悩み


 私は1人目を出産後の育休復帰からライフワークバランスに悩んできました。

●お迎えの時間があるので”仕事をやり切って帰る”のができず、
出産前と同じように働けないもどかしさ


●子供の急な体調不良による休みが何度も起こり、
周囲に迷惑をかける申し訳なさ


●仕事は限られた時間で精一杯やっている。
帰ったら家庭でも必死にやっている。
「私」という面で見ると、
髪を振り乱してめちゃくちゃ頑張っている。
 けど、「仕事」という面で見ると、産育休も時短も取って
”そこまで働いていない人”になっていて、報われない感。

 今は最初の育休復帰から7年がたち、

3人目の育休復帰を目前に控えています。

7年たった今、ようやくあの時のもやもやが

これだけ言語化出来てきました。

特に復帰後1年はツラい…。
泣きながら帰ったことも1度や2度ではなかった。
今回の復帰もそれが怖いところ。


チャールズ・ハンディの”4つのワーク”

 正直、子供を産むまではライフワークバランスなんて

ほとんど考えていませんでした。

「仕事」「自分時間」しかなかったから。

あの時、家事はそこまで気にならなかった。

それが仕事を復帰すると「家事・育児」が出てきて、

時間も気力も手間も大きい。

悩んでいるときに出会ったのが、

「チャールズ・ハンディの4つのワーク」。


これを見た時、なんだか気持ちが楽になりました。

ライフワークバランスと4つのワークの違い

”ライフワークバランス”では、
”ワーク”とは4つのワークで言う「有給のワーク」「学習のワーク」を含むことも)でしたが、

”4つのワーク”では、家事や地域のことも”ワーク”としています。

 ”ライフワークバランス”だと、

最近は”ライフ”も大事!!という文脈で使ったり、

そういう風潮だったりしていますが、

私は、どうしても”自分が仕事に本腰が入っていない”という

引け目を持っていました。

 けど、家事も育児も介護も地域のことも”ワーク”なんだ!と思えると、

少し自分を認められるようになりました。


 ライフステージによって、どの円を大きくするか小さくするか、

人生設計を考えるのもいいですね。


出産前の4つのワークのバランス



例えば、出産前は以下のようなバランスでした。

仕事も勉強会・講習会も、思う存分していた。 


 特に前職の職場は職員教育が充実していて、

周りも自己研鑽をしている雰囲気だったので、

 学会発表の準備をしたりいろんな理学療法士に関する勉強会を

受けていました。

 一方でギフトワークは、

その勉強会の事務局をしていたくらいで

(理学療法士の卒後教育にかかわっている?)、

そこまでやっていませんでした。

出産後の4つのワークのバランス


 出産してから、バランスはガラッと変わりました。

この春の育休復帰後に考えられるバランスです。



育休中は、”有給のワーク”はなく”家庭ワーク”を中心に

注力できるのですが、

復帰すると大きな”家庭のワーク”と”有給のワーク”があります。


かけている時間は、

”家庭のワーク”よりも”有給のワーク”の方が多くなるのですが、

体力、気力、メンタルを考えると上の図のようになりました(笑)

また、長女が小学生になり、

登校の見守りやPTAなどの地域の仕事

”ギフトワーク”も出てきました。

4つのワークの総面積も増えているので、

やらないといけないこと、ワーク4つの全体量も増えています。

円の大きさは自分軸で考える


ちなみに円の大きさは、完全に自分の感覚です。

完全な自分軸で考えました。


同じ状況でも感じ方は人それぞれ違うので、

図も人によって異なります。


キャパシティー、得意なことや苦手なことも人それぞれです。

他の人と比べて、”自分は出来ていないし大きくしたらあかんかな。”なんて

思うことはありません。

キャリアに悩まれている方のヒントになれば…


長期の目線で考えることが苦手な私、

この4つのワークを軸に3年後、5年後、10年後…を考えてみよう。





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