「他人と過去は変えられない」から、私は「信じて待つ」
私はせっかちです。すぐに結果を求めたくなるし、相手の変化も求めてしまいます。そんな私にある時会社の先輩が教えてくださったのがこの言葉。
「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる」これは、カナダの精神科医エリック・バーンさんの言葉です。
これを聞いた30歳の私は、まだその言葉の意味が分かりませんでした。求め続ければ、他人は変わる、そう信じていました。
会社では人材育成の仕事を、また家では二人の子供を育てています。会社でも、家でも、相手にこうなって欲しいという願いを持って関わっていますが、想いが強ければ強いほど、相手が変わらなければ裏切られたような気持ちになります。
そんな時、ふとこの言葉を思い出し、気持ちがふっと軽くなりました。
自分の働きかけが、運良く相手が変わるきっかけになることはあるかもしれないけど、そもそも他人を変えようと思うこと自体がおこがましいんだ。
だから、私は待つことに決めました。誰にでも成長したいと思うタイミングは来ます。その時が必ず来ると信じて、待つ。
そして相手が変わるきっかけを掴んだ時、いつでも手助けできるように準備をしておく。
未来を変えるために、自分が変わる。
『待つ』ためには忍耐がいるけれど、『信じて待つ』ことで、希望を持って過ごすことができる、そんな風に感じています。
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