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フルートカフェ 第5回❷ 「演奏家の呼吸を聴く」 ゲスト:青木陽佳(ヨーガ講師)

音楽のことフルートのことを様々な角度から探求するトーク番組フルートカフェようこそ。無意識の世界に広がる壮大な冒険の旅へ一緒にまいりましょう。

このシリーズはスタンドFMとYoutubeと両方でも配信しています。

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今回は呼吸と体についてお話します。素晴らしいゲストの方をお迎えしました。私の古くからの友人で、ヨーガ講師として大活躍している青木陽佳さんです。

青木陽佳 (ヨーガ講師)
シヴァーナンダ·ヨーガ講師
「からだにやさしく いのちにやさしく」 インドの伝統に基づきながら、
日本のくらしに生かせるヨーガを伝えています。
Facebook:https://www.facebook.com/hauka.narayani
Instagram:@haruka.narayani
 

フルートカフェ 第5回❶ 「ヨーガと呼吸」はこちら▶️

呼吸と音楽

H:呼吸って気持ち良いじゃないですか?

M:気持ち良いのですよね。

H:そう。でもそんな事、でもそんなこと日頃気にしないじゃない
ですか(笑)

M:そう。でも余裕がないと向かっていかないですよね、気持ちが。

M;今回、プネウマの神殿を作って、面白かったのが、あるとフルートって音色が低いというのと、エフェクトでずーっと吐く呼吸が持続しているような状況を作っているから、それが無意識の所に働きかけて、ぼーっと聞いていても、ふーっと深い長い呼吸の感じになっていくのが、面白いと思いました。

演奏家の呼吸を聴く

M:陽佳さんと一緒に「からだがよろこぶコンサート」で、私が演奏して、陽佳さんが、その音を聞きながら呼吸のガイドをしていただいてるんですけど、陽佳さんから見た音楽と呼吸の関わりはどんな風に捉えていますか?

H:うーん、いろいろ何かお話できそうなトピックなのですけど、まず一つは演奏家の呼吸を聴いているなって思います。

M:あー、それは、もしかしたら管楽器じゃなくてもって事ですよね?

H:音楽はみんな呼吸ですよね。メロディーがある限り呼吸だと思うんですけど。

M:メロディーは呼吸!

H:歌っている訳ですよね。

M:歌はそうですね。

H:すみません、この辺になると、私、音楽を愛する自分と、ヨーガをする自分が混乱してくるのですけど(笑)

M:バランスだからね、どっちもあると思います。

H:演奏家がをリラックスして落ち着いた呼吸をしていればしているほど、
聞いている人はリラックスするし、演奏家の呼吸が高揚していれば、聴いている人も、わぁーってなるのじゃないかなって思っていて、音楽は楽しむものなので、全然どちらでも良いし、そこに乗っかって楽しむのはすごく良い事だと思っています。

M:確かに。本当にその通りで、メロディーが呼吸というのは、管楽器の場合は当然そうだと思うのですけど、他の楽器の人も多分納得すると思います。

H:「歌って」って言われますよね、レッスンに行くと。「もっと歌って」って。

M:途中で息継ぎをしたとしても、エネルギーの塊って、だいたい一呼吸でいける長さ以上にエネルギーが持続することってないような気がします。

H:なるほど。

M:だから、呼吸を聞いているっていうのはすごく良くわかります。

呼吸と空気の振動による情報的身体の拡張

M:例えば、エフェクトとかを使うと、物理的な呼吸よりも長い長さも
フレーズを生み出せる。アンビエントもそうかも知れないし、私たちが身体で感じる呼吸のエネルギーと、情報として感じる呼吸のエネルギーが広がっていっているんじゃないかと。

M:今、音楽はすごく面白い過渡期にあると思っていて、人間が初めて自分の体だけで歩いていけた距離からその馬にいって、より遠い所にいくというのもすごい革命で、馬が車になって、車が飛行機になって、というように、範囲が広がると、新しい事、革命が起きる。

M:それで、呼吸の長さも、今まで感じていたよりも長い時間、(エフェクトなどを使用して)身体だけでは生み出す事のできない長さを感じられるようになってきているという事は、面白いんじゃないかな、と思っています。

吐く息はリラックスの呼吸

H:そうですね。基本的に吐く息っていうのはリラックスする呼吸だと思うんですね。吸う息っていうのは、怒る時とか、びっくりした時にハッと吸うと思います。

M:はい。

H:交感神経が働いて戦闘モードになる時は吸っているのですけど、逆に
逆に吐くっていうのは温泉に入った時とか、お酒を飲む方ならビールを一口飲んだ後の、はぁ〜っていう時とか。

M:温泉に入りながら息を吸うのは難しいですね(笑)

H:そうですね(笑) 吐くっていうのはリラックスする働き、人間は吐くと吸うで高揚と弛緩を繰り返してるんだと思うんですけど、管楽器がリラックスする音楽によく使われるのは、多分吐く息の長さにあるのじゃないかな、と思います。まあ、演奏の仕方によっていろいろだと思うんですけれども。吐く息が長いという事ですね。
長い休符で息を吸う時間が長いと、そこが緊張感になってくると思うのですけど。場合によりますかね?

M:以前、陽佳さんがおっしゃっていたフルートの事だったか、管楽器全体の事だったか忘れてしまったのですが、その楽器の音を聞いていると落ち着くのは、吐く呼吸が長いからだと思う、という事が、とても印象に残っています。

M:呼吸ってすごくパワフルだから、リラックスするのもそうだし、今はもう時代が違うかも知れないけど、金管楽器は突撃の合図に使われた事もありますね、法螺貝とか。

H:そうですね。強い呼吸ですね。

M:そういう使い方もできますね。

H:演奏家の呼吸を聞いているという事に繋がりますね。

M:そうですね。息、呼吸っていうのは本当に面白いですね。呼吸を意識するだけで、全然空間が違って感じるので、面白いなって思います。

次回へ続く….

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▶︎今回の対談のきっかけとなったビデオ【プネウマの神殿】

▶︎Miya&青木陽佳 からだがよろこぶコンサート ダイジェスト

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