わたしの旦那さんは変だ。〜健康と運動と欲望の狭間〜After

3編にわたり、このテーマで書いてきた。
最後に後日談を残しておきたいと思う。


1.体育会系のなり方

彼はさまざまなスポーツをかじってきた人だ。

野球に始まり、バスケ、水泳なども部活で経験したらしい。

大学まで部活に入っていたというから、継続できる力は素晴らしい。

聞けば大学の部活はそこそこに強豪で、彼はトップ選手ではなかったが、その部活に参加して続けていただけでも私はすごいと思っている。


これまでに綴った備忘録からお気づきの方もいらっしゃるかもしれない。

それでも彼は、体育会系とは程遠い精神の持ち主である。

中学時代にソフトテニスをかじっただけの妻はこんなにも体育会系なのに、10年近く体育会系の部活に所属していながら彼は全くもって体育会系ではないのだ。

解せぬ。


2.食べるという行為への執着

納豆、牛乳、もずく酢、ヨーグルトを健康のためにと言って飽きもせず毎日きちんと摂取するくせに、不健康なほどおやつばかり食べ、腹八分という言葉を知らないほどにバカスカとご飯を食べる。

ほんとにお腹すいたん?と思うくらい、朝食と昼食の間に時間が無くても、3食食べることに拘りがある。

その胃袋ブラックホールな性質は、胃腸虚弱族の妻には羨ましくもある。

しかしながら解せぬ。


3.妻へのアドバイス

先日、私は健康診断を受け、昨年(人生最高ぽっちゃり期)より少し痩せたことが数字で現れた。
これまでの頑張り(筋トレ)が結果になって嬉しい。

私は、このお祝いに健康診断のために摂生していたアルコールを嗜むことにした。(すぐ浮かれて何もかも無に帰すタイプ)

そして、彼に報告。

「私、痩せてたんだ!

でも気を抜かずにもうちょっと頑張らんとね。」


彼は得意そうに言った。

「俺もよく行くけどさ(月に1回)、ダイエットには水泳がいいよ。」

私は、ソウダネ。と呟いた。


知ってる。

水泳って痩せるらしいね。

そんで腰とか膝とかに負担が少ないし、いいらしいね。

間違ってないの。そうなのよ。

けどさ、君が言うのかい?
(夫はここ3ヶ月でお腹がぽんぽこりんになった。)

これがここ最近で、最も解せぬ出来事であった。