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想い徒然(言の葉 彩々)/創作 時々リアル

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このひとひらにありったけの想いをこめて、 拙い言葉を綴りました。 小説であったりドラマであったり 時々リアルな、 その時感じたままを.。.:*♡とりどりに。 ★17歳から書き溜め…
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#あの恋

始まりのない恋

始まりのない恋

夢から醒めて 今ここで
始まってもない 想いを 終わらせる為に
心を破って血を吐くように 紡いだ言葉は…

長い 長い夢を見ました。そう、あれは きっと 夢

そして 夢から醒めて

あの 長い長い夢は どこへ行ったのだろう
と 思うほど 虚しさだけが 心いっぱいに漂っている

歩き出そうとすると 滑って転ぶのは
想いのカケラが 其処此処に転がっていて
足元が心許なくて

その度

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手のひらに コロコロ

思わず笑顔になれる

幸せな気持ち 一つと二つ

三つ目の幸せが はみ出て転げた 秋の宵

忘れたはずの二つの涙の跡を

三つ目の涙が通る

通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ…

まばたきの伝言

まばたきの伝言

(時に咲く花)

もしも 瞬きの瞬間だけ 時間を止めるなら

あなたは その時 何をしますか?

私は その一瞬

伝えられなかった たった一言の想いを

告げたい

「忘れない」…

たとえそれが

私一人の想いだとしても

そこにあなたが居て

繋がらない想いの糸を

不器用な指先で 結ぶ事が叶わないなら

せめて

ずっと 忘れない事

伝えたいよ

恋 桜

恋 桜

過ぎ去れば
ただ
青空に 融けて
消えて無くなれ
花一輪の 想いなら

空蝉(うつせみ)

空蝉(うつせみ)

あなたが居なくなって 私は

紬の着物を着なくなった

つづれの帯をしなくなった

白い日傘をささなくなった

声を立てずに泣くようになった

……1989.7

赤い涙

赤い涙

孤独って 時々には良いものだけど
長い時の中には フと
どうしようもない想いに
心が引き裂かれそうな時があるその傷口から 流れ出る赤い涙は
遠い記憶から とめどなく 溢れくる

それは あなたの心を伝う涙
それは 私の心に溜まる涙

そんな時は そっと寄り添って

その涙を分け合って

一緒に泣こう…決して

一人じゃないの…

あなたも わたしも
一人じゃないの…だから

この鼓動

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