言葉の武器を振りかざす

あたしは人を傷付けようと言葉の武器を持つと多分ギッタギタになるまでやろうとすると思う。

普段温厚(なつもり)でいるため、一度人を傷付けようとするととめどなく切れ味のよい刃物が顔を覗かせるだろう。

もしかして刃が欠けていて、肉が契れる痛さの刃も時には持っているかも知れない。

鉄球のような当たったら一溜りもないような言葉も振りかざすかもしれない。

または両手に持って自分の守備を省みずに敵とした相手に向かっていくかもしれない。

仕事では「不可能を可能にする女」とか

「千手観音」などとおだててくれる人がいるので、その武器は鞘におとなしくしまえるのだが。

その「千手観音」の手からの攻撃は誰も受けたくはないよね？

だからさー、普段怒らないような人を怒らせたら、怖いんだよ？

みんな甘くみてやっちゃうんだよね、その過ち。

…どうやら君は血の海をみたいようだな。

そんなあたしに戦いを挑むとはなんて命知らずな奴だ。

その勇気に乾杯。

あたしの全集中の呼吸、受けてみろ。

…しないけどな。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。