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「毒」

満月の夜は
訳もなく
心が騒めくから

手探りで
覚えた
タバコの味で
喉を乾かした

いつまでたっても
曖昧なあなたに
嫌気がさしたから

もう一度して
これで最後にしよう
と言いました

初潮のとき見た
あの鮮やかな血の色に
意識が飛んだその瞬間

毒を刺すことで
心の平静を
保ってた

全ての欲が動きだしそうで
苦しみが心地よさに変わるとき
清廉潔白な心と 身体と 私

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