大切なのは『誰かに褒められることではなく自分が満足する』こと

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1．何のために頑張っているの？

私はHSPメンタルサポーターとして事業を行っているので、HSP／繊細な性質を持つ方々へ発信しているのですが、私が書いている文章は、自分自身にも伝えている内容です。特に、過去の私ね。

自分の性質を自分がきちんと理解してあげると、本当に心が安定するし、ほんの些細なことでも、心がほっこりしたり、自然と笑顔が出てきたりするんです。

きっとこれを『幸せ』と呼ぶのでしょうね。
あまりに些細なこと過ぎて、今までは『幸せ』なんて言葉で表現するのが恥ずかしいと思っていました。

過去をやり直すことは出来ないけれど、今以降はいくらでも創れることを知り、私にとっての『幸せ』は大それた事ではなくて、日常に細々と散りばめられている、過去の自分が見過ごしていたものたち･･･なのかもしれません。

今朝のInstagramに投稿したような、こんなもの。

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これまでの人生は、何かを頑張ることで成り立たせてきました。特に仕事なんて自分の心を犠牲にして回してきました。

私が上手く立ち回れば、誰かと誰かのいざこざは起きないし、私が根回しすれば伝達ミスで揉めることもないし、私が事前に情報を粗方伝えておけば皆の心の準備ができてたし、大事な要件を忘れている人にワザと「これどうなってます？」と聞いて促したり･･･毎日が気遣いの連続。

家に帰ってきても、なんとか良い母親で居たくて四苦八苦。掃除は苦手だけど、部屋が散らかっているのは不快だから、部屋を散らかす息子への苛立ちを抑えつつ片付けても、結局抑えきれずに怒っちゃったり。

頑張れば頑張るだけ疲れるし、思うようにいかなかったことを憶い出します。仕事もね、色々あって心が拒否して行けなくなりました。

今だから分かるのですが、私は何かを頑張ることで、誰かに認められる自分で在りたかったのです。

よく言われる【承認欲求】とは少し異なる気がします。
「私凄いでしょ！？」ではなく、「私、これで大丈夫ですよね？」と自分自身を確認したかったのです。
私という人間がここに居てもいいのか、ちゃんと役に立っているか、邪魔じゃないだろうか、ちゃんと出来ているだろうか、を常に気にしていたのです。

ひっそりと他者にお伺いを立てて、自分の立ち位置を確認しないと安心できなかったのが、過去の私です。

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2．誰かのために頑張ることが出来なくなった今はとても心地良い

（1）私に必要な人生のルールはひとつだけ

【仕事に行けない】という人生の大事件を引き起こし、会社の方々には多大なるご迷惑とご心配をおかけしてしまったのですが、皆さんが優しく迎え入れてくれたことで復帰することはできました。しかし、私はこの時に「もう頑張れないや」と心底実感して、辞めることを決めました。

辞める以前にこの事業を立ち上げ、実は今月30日で一周年を迎えます。

退職後にも紆余曲折ありましたが、もうすぐ一周年を迎えるこのタイミングで、私は自分自身の思考癖というか、自分自身への呪縛のようなものを解除できたように感じています。

今までどれほど自分自身にダメ出しをして、自分自身の自由を奪い、自分自身を苦しめていたのか、日々感じています。

理想の自分になること、効率よく日々を過ごすこと、立派な大人であること･･･自分を律するための無意識のルールも沢山在ることに気付きました。

それらはHSPとは関係無いかもしれないけれど、自分に課しているものが足枷となり、生きづらさ、不自由さ、苦しさ、辛さを生みだしていたのです。

それを一つずつ解除してきた今、私の人生におけるルールはたったひとつ。
《いつも安心して生きること》
これだけです。

（2）このルールを守るだけで毎日が心地良い

私は自宅で仕事をしていますし、一人で行っているので生活や行動自体は参考にならないかもしれませんが、考えとして参考になればと思います。

まず、私はこれまで効率よく行うことを何よりも考えて行動してきました。
家事も、仕事も、です。
例えば、これを持って行く途中であれをすれば2つの事がこなせる！みたいな感じです。

器用な方はスルスルとできるのでしょうけど、私は今まで努力してそのようなことをこなしてきました。『やりたい努力』ではなく『やるべき努力』として行っていたため、心身の負担は大きかったですね。

しかし今は、勤めていた時のような仕事量ではないすし、やりたくない業務もありませんので、【2つのことを1つにする】という動きをやめました。理由は《上手く出来なかったときにイライラするから》です。

イライラすることは、『安心』からほど遠い感覚です。私の人生のルールから大幅に外れるので、自分がイライラしない状況を自分で創っています。

イライラしない時間が増えるということの心地よさは、とても素晴らしいと感じています。

ずっと自分が穏やかで、今までイラッとしていたことに苛立ちを感じなくなっています。「やならきゃ」を辞めても、1日は以前と同じように終わることができていますし、明日に持ち越さねばいけない･･･ということも起きていない不思議･･･。

（3）寄り道だらけの毎日だけど

今の生活は、ひとつのことをひとつずつ行っているのですが、何かをしていると、「あ、あれもしよう」と思いついて最初の予定とどんどん変わってしまうことがあります。

例えば･･･
作業をしようとパソコンの電源を入れ、立ち上げの間に飲み物の用意をしていたら、食器棚の埃が気になって掃除を始め、ふと見た観葉植物の乾燥が気になってお水をあげてから作業に取りかかる、など。
（ちなみにこれは今日の私のリアル）

作業のスタートは遅くなっているのですが、キレイになった食器棚や、観葉植物がどことなく嬉しそうな感じ（笑）に大満足で、当初の予定より作業の完了は遅くなったけれど、私は静かにご機嫌で居られています。

過去の私が今の私を見たら、
「掃除なんて後にして！今はパソコン！」
「水やりも作業が終わってから！」
「そんなこと今しなくていいでしょ！！」
と、怒られるでしょうね。

でも、『あ、やりたいな』と思ったその瞬間を逃さずに実行すると、本当に心が安定するんです。だってきっと、作業を優先したら「掃除と水やり」を忘れないように意識しながら作業を進めることになり、作業に全集中できないと思うのです。

何かをしながら何かを考えることをずっとしてきましたが、それをしなくなった今、脳（思考）の負担は大幅に軽減されています。

掃除も、水やりも、作業も、1mmの苛立ちやストレスはありませんでした。私にとって【効率】よりも【イライラしない】方がずっと重要で、優先したいことなのです。

目的のものに辿り着くまでに寄り道をすることが多いのですが、イライラせず、いつも安心して、安定した心で過ごせていることは、嬉しくて幸せなのです。自分がこのようなタイプだと今まで知りませんでしたけどね。

いつも安心して生きること

これは物理的なものではなく、精神的なルールです。
だから時に、何かから逃げることも私には必要な選択ですし、寄り道することも安心をベースに考えたらOKだし、作業が遅れても今の自分が安心した状態でいられたら何の問題もありません。
（もちろん、締め切り、約束は守りますよ）

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3．誰かで自分の存在意義を確認する必要はない

今の私の生活や動きは私にとって大変に心地良いものなのに、「それは人として、社会人として最低だね！」なんて誰かに言われたら、私の精神は大崩壊です。「それはいいね！」と言われるなら自信になりますが･･･。

誰かに認められれば正解で、誰かに認められなければ不正解、なんていう外側の評価を気にしていると、誰かは認めてくれて、誰かは認めてくれない･･･一体どっち！？と混乱していまいます。

自分にとっての正解は、やはり自分以外は分かりません。

効率よく日々をこなせるけれどイライラしっぱなしの私よりも、
寄り道だらけだけど常に安心して穏やかに居られる私の方が比較することも出来ないくらい良いのです。

でも、会社に勤めている状態だったら、このような生活は送れていなかったと思います。この境地に至るために、私は私に必要な選択ができていたと考えると、過去の自分にありがとう、と言いたいです。

これまでひそかに「私、大丈夫ですよね？」とお伺いしていたけれど、今は、今の私は穏やかだよね？安心した状態で居られているよね？と、自分自身に確認しています。

とても簡潔、シンプル、単純明快な日々です。

深く考え込んでしまうHSP／繊細な性質だからこそ、できる限りシンプルにしていくことが、心にも、身体にも、頭にも、精神にも優しくて心地良いのだと思います。

なので皆さんも、ご自身に聴いてみてください。

今、私は穏やかでいられてる？
ちゃんと安心した状態？と。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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miwa