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いろんな人の話をききながら暮らしています。

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最近の記事

朝が来る

明け方目が覚めると壁がオレンジ色に染まっていた。今朝の空はあかい。 夜が明ける。朝が来る。声が聞こえる。その声に耳を澄ませる。「そんなもんじゃないでしょう」とあなたは言う「疲れたよ」私は呟いた。ぽつりぽつりとしばらくやりとりが続く。「世界はやさしい」あなたは言った「怖い」と言うと「大丈夫」とてもやさしくあなたは言った。 わたしの心はへんてこで半分死んで半分生きてるみたいだ。ふと、自分だけ違う世界にいるんじゃないかと存在を確かめたくなる。触れる。ある。そんなことを繰り返して

    • トーストとホットミルク〜そこにいてくれた大切なひとのはなし〜

      幼稚園のころ引越したアパートにちいさな男の子か住んでいた。たぶん2歳とかそんなくらいの子だったと思う。末っ子の私はちょっとしたお姉さん気分だったのだろう。可愛くて世話をやいていた気がする。砂遊びしたり、よく遊んでいた。  当時、母は仕事で家に居ないことが多く、お留守番はいつものことだった。幼稚園から帰りその子のうちに行く。「今お昼寝してるから、また今度ね」っておばちゃんに言われるとショボンとしてたっけ。おばちゃんはたまに、手作りのキャラメルをくれた。赤、青、黄色、緑のセロファ

      • わかりたい。から対話がうまれる

        わかりたい。から、わかろうとする。 人との間にはそれ以外ないのではないだろうか? 自分のことすらわからないのに他人のことなどわかるはずもない。それなのにわかったような顔をする。勝手にそう決めつける。人はわからないことが怖いから、自分の中にあるものに納めようとする。わかって安心したいのかもしれない。だけど、そうやって烙印を押され続けた人は、そのうち自分でもそうなんじゃないかと思い込んでしまう。それが苦しさのもと。 誰ひとりとして自分以外の人間の影響を受けていない人などいな

        • おみくじとおじいちゃんの手品

          石段を登り神社へ。着く頃には息は上がり汗がにじむ。マスク着用だから余計に蒸し暑い。 いつもおみくじは引かないのに この日は何故かおみくじに手が伸びる。 みごと大吉。いいことしか書いてない。よかった。 内心ホッとする自分がいる。 「嘘が身を滅ぼす」 ドキッとする。 最後に書いてある心得に目が止まる 小さな言い訳 自分を否定する言葉 知らず知らずに自分に嘘をついていくのはやめて 最初は小さくてもその溝は大きくなる 自分の存在を大切に 、、、どう? 内側でやりとりがはじまる

        朝が来る

        • トーストとホットミルク〜そこにいてくれた大切なひとのはなし〜

        • わかりたい。から対話がうまれる

        • おみくじとおじいちゃんの手品

          感じるままに

          影が揺れて、窓の外を眺める。 葉がきらきらしながら揺れて綺麗。陰影をつけながら揺れて光と風を感じさせてくれる。陽の温かさや温もり、風が優しく吹いてることまでも。平和だなぁ。心が呟く。ゆっくりと流れる時間。 こんなふうに感じあえたらいいなと思う。

          感じるままに

          不思議な夢のはなし

          長く曲がりくねったトンネルを抜けていく夢を見た 長く長く続く暗闇から光の中へ。出口はあまりに眩しくて夢の中の自分は怖くなって一瞬止まる。 離れた所から眺める自分が止まるなと言わんばかりに背中を押した。目が眩む程の光の中へ消えていった。 光を抜けるといつもと同じ景色。 そこで目が覚める。 いつもと同じ天井。部屋を見渡す。いつもと変わらない。だけど何か違う気がした。もしかしたら違う次元にいるんじゃないか。不安な空気に覆われている世界が終わってるんじゃないか、、、、そんな気がした。

          不思議な夢のはなし

          変わらずにあるもの。変わり続けていくもの。

          海まで車を走らせる。あまりよろしくない証拠。無意識にかたくなっているのだろう。気づくと身体に力が入っていて、抜いては入り抜いては入りのくり返し。誰もが余裕をなくし不安を抱えている。刺々しくもなる。言葉も強くなる。気がついて嫌になる。これもまたくり返し。 穏やかでいたい。やわらかくいたい。 海はいつも変わらず在って迎えてくれる。ちっぽけであることも教えてくれる。太陽も変わらず温かさを感じさせてくれる。風や波の音、鳥の声。自然が生きていることを感じさせてくれる。アーシング

          変わらずにあるもの。変わり続けていくもの。

          しあわせってなんですか?

          ある時女の子に聞かれた。 「しあわせってなんですか?」 私なりのしあわせを書いてみようと思う。 しあわせとは日常の中に散らばっているもの。道端に。見上げた空に。生きてる世界のそこらじゅうにそれは散らばっていて、小さな小さな光を放っている。気づかなければ通り過ぎちゃうけどいつもそこにあるもの。あたりまえの中に感じるもの。 仕事終わりビールを開けた瞬間。1日の終わり布団の中にもぐり込んだ瞬間。休みの朝、布団の中でうだうだとしている時間。おいしいものをおいしいねって言いなが

          しあわせってなんですか?