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しあわせってなんですか?
ある時女の子に聞かれた。
「しあわせってなんですか?」
私なりのしあわせを書いてみようと思う。
しあわせとは日常の中に散らばっているもの。
道端に。見上げた空に。生きてる世界のそこらじゅうにそれは散らばっていて、小さな小さな光を放っている。気づかなければ通り過ぎちゃうけどいつもそこにあるもの。あたりまえの中に感じるもの。
仕事終わりビールを開けた瞬間。1日の終わり布団の中にもぐり込んだ瞬間。休みの朝、布団の中でうだうだとしている時間。おいしいものをおいしいねって言いながら食事してる時。誰かの仕草に思わず笑みがこぼれた時。好きな音楽を聴いている時。素敵だと感じる絵やコトバに出会った時。ぼーっと海を眺めている時。家族とのなんでもない時間。仲間と語り合う時間。友人とのたわいもない会話。会いたい人に会えた時。大好きな人の声が聞けた時。目があった時。笑いあえた時。手をつないだ時。温もりに触れた時。
ある日の移動中、ぼーっと外を眺めていると線路脇で女の子がこっちに向かって手を振っていて。その姿がとても可愛くてほんの一瞬の出来事だけど、心が温かくなって優しい気持ちになれた。
そんな、ふとした瞬間の温かさなんだと思う。
ささいな日常こそがしあわせのカタマリ。
どんなに悲しい時だって
どんなに苦しい時だって
喜びの中にも、悲しみの中にも、苦しみの中にも、憎しみの中にもすべての中のどこかには光があるのだと思う。その光を感じていたい。
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