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【読書感想文】稲盛和夫 生き方

京セラ創業者の稲盛和夫さんの著書「生き方」を読んだので感想文を。

読み終わった感想は、これから頑張ろう。自分の運命を真っ当しようです。そして効率を求める世の中にこそ「人の道徳・優しさ」を追求する必要があると学んだ。

正直この本が刺さる人と刺さらない人いると思う。稲盛さんが書いている内容は、宗教に関わる部分もあり、効率を求める現代には冷笑する人がいてもおかしくないと感じた。

感想1「他者に貢献する」

私も個人事業主となり、前職よりも収入を増やしたいという考えが第一に来ていた。仕事の選び方として利益・効率重視をしていた。
でもこの本には、「自己利益を追求していたら目先は満足する成果が出るが、20-30年後には満足する結果は残せない」という記述があった。他者に利益を分配すれば、今すぐには利益が出ないかもしれないが最終的に豊かになると。
物価・税金が上がってもお給料が平行線の日本では、今を生きるのに必死になってしまう。しかしSNSの中では自分よりも豊かに楽しく生活している人がたくさんいる。それを見ると、今の自分の生活も豊かにしたい・お金が欲しいと思うのは普通だろう。そんな状況でも、他者に貢献できる人は人に好かれ最終的に良い縁が巡ってくるということだろう。また、現代で他者に貢献する人は褒められるが、実際に他者に貢献できている人は少数だと思う。

今一番自分には「自己→他己のマインドシフト」が重要なんだと気づいた。個人事業主でも、言い方を変えたら社長となる。会社の利益を社会に還元するためには、自分の強みやできることを出し惜しみしないことが大切である。自分の作業や仕事がお金に繋がるのかどうかという計算をする前に、この仕事をすることで、目の前の人をどれくらい幸せにできるのかを考えるべきであろう。(利益が出ることは一番。出しすぎることが良くないということ。)

感想2「成功は想像できる範囲でしか無理」

文中にKDDIが移動通信事業に参入するときの料金形態について、稲盛さんは社員が試算をする前からだいたい把握できていたという話が書いてある。そこから、想像がはっきりできれば、物事はだいたい成功する。
この例を読んで、腑に落ちた。確かにこれまでの人生、想像ができた事柄については失敗をしていない気がする。
受験勉強一つとっても、過去問をたくさん解いて傾向と対策をしっかりして、覚えられることを全て覚えたら、自信も付き、会場に行っても緊張しないだろう。準備をたくさんすればするほど、その事柄に対して考える回数が増え、あらゆる可能性へのリスクを把握することができるということだ。
就活でもOG/OB訪問を多くすべきというのは、自分の働いている姿が想像できて面接でもポジティブな印象を与えることができるのだろう。

なんでも成功させるためには、細かな部分まで想像して可能性を考えることが重要なんだと改めて感じた。
今の自分にできることは、大きな夢を描きそれを実現するための細部を埋めていくこと。そして行動することだと、指針を見つけることができた。

最後に

脱サラしてもうすぐ一年。この本を読んで、働き方のマインドを改めて考えるきっかけになってよかったと思う。立派な大人になりたいと思うからこそ、社会に貢献するということを常に念頭に置いておかなければいけない。

なるほどな。というくらいにしか響かないかもしれないけど、一読して欲しい。

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