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「誰かのせいにするマインド」をひも解いてみた

責任 転嫁ーせきにん てんか
自分が負うべき非難や制裁から逃げるため、
自分が原因である失敗を他人のせいにする。

自分が引き受けなければならない仕事や
任務を他人になすりつけること。

「Google調べ」より引用


他人との信頼関係の構築において
「責任転嫁する考え」はいちじるしく
関係性にヒビを生じます。

なぜなら、まっとうすべき
”その人の役割”を放棄すると、
周囲からすれば
「あなたの役割じゃないの?
 だとすれば、あなたの役割は何?」
と大きな疑問につながるからです。

互いの思考のズレは、将来的に
信頼関係の欠如へ発展するのは
とうぜんでしょう。

いかに疑心暗鬼に感じさせずに
他人との人間関係を構築するかは
細心の注意を払いたいものです。

その背景に、一度信頼を失うと
カンタンには元に戻らないから
です。


責任転嫁したくないし、
されたくないのは誰でも同じです。

ただ、無意識のうちに
相手にたいして あなた自身が
「責任転嫁」しているかもしれません。


「めっきり仕事を任せられなくなった」
「最近、周囲の人が冷たい…」
「話しかけられることが減った」

そうした変化を感じていたら要注意です。

もしかしたら、あなたの潜在意識が
相手へ「責任」を押し付けている
可能性があります。


今回のテーマは
「誰かのせいにするマインド」を
ひも解いてみた
です。

無意識の「責任転嫁」は
非常に気づきにくいもの。

ただ、そもそも
どうして責任転嫁するのか。

自分ではなく
誰かのせいにしたがるのか。

その心理状態の裏側には
「誰かのせいにするマインド」
息をひそめているのです。


「無責任な人間」から脱却するために…

今回の記事から
「誰かのせいにするマインド」に気づき、
今後の人間関係の構築に
役立てていただけたら幸いです。


では、いってみましょう♬



✔どうして、
 誰かのせいにするのか

どうして、人は自分の責任を放棄して
「あの人のせいにしよう」と
考えるのでしょうか。

そういった思考に偏る傾向の”土台”には
「当事者として意識していない」ことが
あげられます。

当事者意識の不足=自分は関係ない

上記の考えによって
あなたは見事に「責任転嫁していいよ」と
ささやく悪魔の言葉に耳を傾けます。


「それって、自分には関係ないよね」
「えっ!おれのせいじゃないし」
「やめてよ、わたしは関係ないじゃん」

一方的に「自分は関係ない」と
思考をシャットダウンした途端に
「責任の所在」の正しい判断は
不可能になります。

※責任の所在=誰の責任なのか

なぜなら、「自分ではない」と
感じる・考えるだけで、
人はラクな道へ逸れて
責任の蚊帳かやの外へ逃げるからです。



まずは、
「誰かのせいにするマインド」に
気づくために、最初に考えるべきは
「自分事として考えているか」に
注目すべきでしょう。



✔「自分は関係ない」
 につながる3つの思考

当事者意識を失う理由には、
大きく「3つの思考」が原因として
あげられます。

1.自信がない
2.保守的思考
3.旨味がない

以上の3つです。

上記の3つについて、
ひとつずつ解説します。


1.自信がない

「自分は関係ない」と考える心理状態は
言ってみれば、「自信がない」ことの
裏付けでもあります。

失敗したくない…
難しい…
経験が足りない…

「圧倒的に自信が足りない」と感じるほど、
現実逃避=自分には関係ないと
思いたくなります。

「無理!!」と考えて
「自分には関係ない」と言い訳し
緊張感から解放されたいのです。


2.保守的思考

現状の立場に満足する。
または、忙しく余裕がない。

そういったとき、変化は必要ないと
思う思考(保守的思考)は
無意識に「自分は関係ない」と
考えるものです。

プライドの高い人も同様です。

「それって、意味ある?」と
鼻から笑って受け入れようとしません。

それこそ「自分には関係ない」と
考え、責任転嫁しがちです。


3.旨味うまみがない

損得勘定で物事を考えるときも
注意が必要です。

なぜなら、その取り組みにたいして
「旨味がない」と感じれば
「自分には関係ない」と変換するからです。

⇒金銭面で変わらない
⇒人に喜ばれない
⇒ただの自己満足

「あきらかに損だ!」と自分の価値観で
判断するときこそ、一方的に
無関係をよそおいます。




自分事じぶんごととして
 とらえる

無意識に「自分には関係ない」と
思うときこそ、しぜんと誰かに
責任転嫁しようと考えます。

よくよく考えれば、
あなたの責任であるはずなのに…

自信がないから…
現状維持で満足だから…
旨味を感じないから…

そういった思考によって
自分勝手な「責任転嫁」が生まれ、
その代償を相手が被る結果につながります。


では、どうすれば、
相手に迷惑をかけない
責任感の強い人になれるのか。

それは、物事を考えるとき
「自分だったら、どうするか」と
当事者意識を持つことです。


何かしら問題が起きたとき
「自分だったら…」と想像してする。

自分が問題に直面したとき、
こういうふうに対処するとリアルに考える。

そういった意識を持つだけで
他人事に考えるのとはかけ離れて
相手の立場、自分の立場を理解して
的確な判断をくだせます。

最初から「自分には…」と思う時点で
思考は止まりっぱなしです。


もちろん、すべての問題にたいして
首を突っ込む必要はありません。

適材適所で考えうるときに
自分事として考えるべきです。

最初は”慣れ”という意味で
日頃から「自分だったら」と
当事者意識を持ちたいですね。


‐まとめ‐
「誰かのせいにするマインド」を
ひも解いてみた

・どうして誰かのせいにする?
 当事者意識を持たないか
 =自分には関係ないと考える

・「自分には関係ない」
 と考える3つの理由


①自信がない
②保守的思考
③旨味がない

・どうすれば、
 無責任な人から脱却できるか

「自分だったら…」と物事を捉える。



* * * * *




悲しいかな、人は無意識に
”ラクをしよう”と物事を考えがちです。

人間関係においても
ラクを追求します。

「自分に非はない」と決めつければ
責任そのものを抱え込まず、
自分の責任すらも相手へ移管します。

そういった”ひずみ”から
「あの人は無責任だ」とレッテルを貼られ
しぜんと周囲から人は離れていきます。


そして、残念ながら
つね日頃から”責任”から逃げる人は
人として強く成長できません。

なぜなら、成長とは
”今の自分”では手の届かない存在に
挑戦してこそ手に入るもの
だから。


”できる範囲”には、
あなたの成長は見込めません。

もしかしたら、
あなただけの特権かもしれませんが…

だとしても、あなたの次に立つ人は
いずれは”あなたの責任”を背負い
果たす存在でしょう。

そう考えると、いまの自分に満足し
成長を止めている(責任逃れ)していては、
信頼関係なんて築けるはずはありません。


あなたにしかできないからこそ
人は頼み、信頼し、託すのです。


「自分だったら…」

いま一度、考え方の参考に
していただけたら幸いです。

では、また。
失礼します。

サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!