映画「流浪の月」広瀬すず×松坂桃李主演。今をときめく若手俳優達が本気で挑んだ最高傑作
2022年5月13日公開、映画「流浪の月」を鑑賞。
本作品のような、メッセージ性が高く考えさせられる映画を観るのは、個人的に久しぶりでした。
映画を観た感想をまとめていこうと思います。
◆ 作品情報 ◆
◆ キャスト ◆
◆ あらすじ ◆
1.豪華キャスト・スタッフ
本作品の原作は2020年本屋大賞を受賞した、凪良ゆうのベストセラー小説を、広瀬すず・松坂桃李のダブル主演で映画化。
監督は、「怒り」「悪人」「フラガール」で知られる李相日監督。
さらには横浜流星、多部未華子、柄本明など、脇を固める俳優陣も豪華。
これだけの豪華キャスト・スタッフが揃った渾身の映画というだけでも、観る価値は十分にあったと思います。
2.病的な青年を演じる松坂桃李
映画を鑑賞していて驚かれされたのは、松坂桃李さんの風貌。
登場した時、「本当に松坂桃李さん?」と思ってしまうくらい病的な風貌でした。
松坂桃李さんは今回の役作りのために8キロ減量したそうです。
立ちふるまい、感情のない表情、人を惹きつける優しさ。
特に終盤のカフェのシーンで見せた「手の震え」は、演じようと思ってできるものではないと思います。
演技を超えた、リアルな心情を感じ取れました。
この役を演じるのにたくさん苦労があったことが伺える、繊細な演技は必見です。
3.作品のメッセージ
本作品を観て一番思ったことは、週刊誌やSNSで報じられるニュースと、リアルの違い。
本当は人助けでしかなかった行為から、互いに惹かれ合うようになったのに、未成年の誘拐事件の加害者と被害者として報道され引き離されてしまう。
法的に罰せられる行為のため、事件として逮捕されることまでは納得がいきますが、その後の報道やSNSでの拡散。
さらにはその報道を見た人たちによる、誹謗中傷・いたずら行為は、目を疑うようなことばかり。
世間から見て受け入れられないことだとしても、2人が惹かれ合うことには理由がある。
現代社会でよく起きている現象ですが、報道ばかりを鵜呑みにしてしまってはいけないと感じました。
◆ まとめ ◆
明るい内容ではありませんが、今をときめく若手俳優陣が本気で挑んだ最高傑作だと思いました。
気になった方はぜひ、本作品をご覧になってください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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