「5分間の自己アピール」で人見知りを克服し、人前に立つ面白さに気づいた話。
俳優の専門学校でのレッスンが始まり約3ヶ月が経ちました。
今日は夏休み直前の時の話をしようと思います。
1.五分間の自己アピール
夏休みに入る前に、先生からこんな発表がありました。
1人5分間、舞台上でアピール。
今まで国語の授業の丸読みでさえ、緊張し過ぎて心臓がはち切れそうだった僕に、舞台上で5分間のアピールをやるという試練がやって来ました。
「やりたくない!」と思いながらも、反抗しても仕方がないので、僕に何ができるか考えてみました。
2.何をアピールするか
今回の趣旨は、次回のレッスンで映像コースとの共同製作映画が待っており、そのキャスティングに繋がるアピールタイムでした。
「弱い自分を払拭したいから、強さをアピールしよう!」
そう考え、当時TVドラマで放送されていた「西遊記」の孫悟空のように、長い棒を使った棒術のパフォーマンスをやろうと決意。
ドン・キホーテで1.5mくらいの棒を購入し、自作の如意棒を作りました。
3.練習開始
家の近所で棒術の練習をしました。
棒をクルクル回すのは意外と簡単。
早く回すのは、少しコツがいりました。
近所の広場で練習の日々。
傍から見たら長い棒を持った不審者だろうと思い、警察にビクビクしていました。
バックミュージックではMonky Majikの「around the world」を流しながら、パフォーマンスの締めは棒を上に回しながら振り上げてキャッチ。
キャッチにはコツが入り、最初の内はうまく行かず、何度も練習しました。
4.リハーサル
夏休みをかけて練習してきた棒術を、先生やみんなの前で披露しました。
歌やダンス、1人芝居がメインの中で、棒術はインパクト大。
同じクラスのみんなは、「棒術って何だよ」と笑っていじってきましたが、僕は本気でした。
リハーサル中に、最後の棒のキャッチで失敗し、先生に危ないからやめた方がいいんじゃないかと言われましたが、やると言い切りました。
本番当日まで練習を重ねましたが、最後のキャッチが成功する確率は50%くらいでした。
5.本番
いよいよ本番当日。
順番にアピールタイムが始まり、僕の出番が来ました。
上記の動画の「レッツカンフー」という音楽とともに、棒術を披露。
本番になると緊張もせず楽しくなり、最後のキャッチも成功しました。
人前でアピールなんて無理だと思っていた僕にとって、ひとつ自信がついた経験となりました。
6.まとめ
5分間の自己アピール兼、自主製作映画のオーディションを通して、準備さえすれば最高のパフォーマンスが発揮できると自信がつきました。
俳優コースの授業は続いて、短編映画撮影に入ります。
話の続きは、また次回にしようと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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