Vol.37 1300冊の絵本、娘と続けた読み聞かせ~読書の大切さのはなし~
図書館から本を借りると、貸出レシートが発行される。
レシートは毎回捨てずにファイリングしているのだが、ここ最近、随分とレシート束が分厚くなってきているのに気付いた。
そして、おもむろにそのレシート束から本の数を数えてみた。
すると・・・
1300冊 Σ(゚д゚lll)
娘が読んできた絵本の数だ!
期間は4年間
それは上の子が2歳になった時から始めている習慣である。
2つの図書館から毎週交互に、借りては返すを繰り返してきた結果が、とんでもないことになっていたのだ。
◼️そもそも、なぜ始めたか?
「読書習慣」を大切にしているからだ。
それは、自分が「本を全く読んでこなかったから」言えるのである。
過去を挽回すべく、今はむさぼりように本を読んでいるのであるが、人生を有意義に生きていくには、出来る限り「早いうち」「若いうち」から読書をする習慣を身に着けるに越した事はないであろう。
「なぜ今まで、本を読んでこなかったのか?」
過去を振り返ると、いつもこう自問自答する。
本を読まない人間は苦労するものだ。
実際、自分も相当に苦労をした。
例えばこんな感じだ!
・「国語」で点数がとれない、他の教科も伸びない
・言葉の表現力がない
・文章が書けない
・論理的に考えられない、説明できない
読書習慣をもつ今現在は、当時とは比べものにならないほどに力を付けており、読書の恩恵を大いに感じている。
当時は本当にアホだった。
過去に全く読んでこなかった人間だからそれが本当に良く分かる。
「読書は人を変える」
そう強く断言したい!
■受験「国語」は最悪であった
国立理系志望だったので、必要なのはセンター試験のみだったが、当時は相当ヤバかった。
とある模試では、現代文がなんと「2割」しかとれない事もあったのである。
試験は毎回、フワッとした感じ。
「解いている」という実感がまるでなかった。
「国語はセンス」そう思っていた・・・センスがないから無理、だから全く勉強したことがなかったのだ。
今なら出来なかった理由が良く分かる!
「筆者の主張」を全くとらえていなかったから
「自分目線」「自分の主観」で問題を解いていたのだ。
そりゃ、解ける訳がない・・・そんなもの全く関係ない(;´Д`)
本を読んでこなかった人間の末路だ!
「本質を見抜く力」を熟成するには、やはり多くの本を読むことに限る。
1300冊も積み上げられた理由、それは自身が大いに苦労してきたからのである。
■子供の成長は大人しだい
当たり前の話だが、2歳の子どもは自ら本を読むことができない。
描いてある絵は見えてても、字は読めないのだから、大人が読んであげなければならないのである。
今まで1300冊の読み聞かせをした経験から言わせてもらえば、
「絵本は子どもではなく、大人が主体の本」
だと言える。
絵本は読み聞かせ前提で作られている。
子供は受動するだけだ。
なので、その絵本の内容を「どう解釈し」「どう伝え」「何を学ばせるか」はすべて大人が判断しなければならないのである。
「ただ読んでいればいい」訳ではないのだ。
しっかりとした意図をもって読む!
何気なく読んでいる人は、これから考えを改めた方がいい!
■絵本の重要性とその力
「絵本」は良く考えられて作られている。
それぞれの絵本がもつ世界観は独特かつ実に奥が深いもの
じっくと考えたことがあるだろうか?
「そうきたか!」
思わずうなる絵本もある
メッセージ性のあるもの
感情に訴えてくるもの
「奇想天外」「摩訶不思議」なもの
実に様々だが、共通して言えることは、
「現実にはありえないことが子供の知的好奇心や想像力を育む」
そして
「その世界観が言葉によって作られている」
絵本を読むと、言葉のもつ可能性は無限であると感じことができる。
言葉によって、あらゆる世界を創造できてしまうのだ!
そんな無数の世界を多く読み聞かせれば、当然として表現力がつくに決まっている。
ある本で言っていたことだが、
「人間は言葉を介してしか物を考えることができない」
これは真実だと思う。
「考えは必ず言葉が先行するものなのだ!」
多くの言葉を使えれば、それだけ多くの考えをもつ事ができるのである。
そして、言葉の力を付けるには早ければ早いほどいい。
となると幼児教育が大切となり、言葉の架け橋となる「絵本」が重要と言えるのである。
■最後に
「読書は楽しい!」
自分が子供に伝えたいメッセージである。
では、そのメッセージを伝えるにはどうするべきか?
それは、
「大人である親が楽しそうに本を読んでいればよい!」
それだけだ。
あなたは読書をしているだろうか?
楽しんで読書をしているだろうか?
「子供は親の姿を写す鏡」とよく言われる。
あなたが楽しんで読書をしていればいいのです。
冊数も大事なのだろうが、一番は自分が読書を楽しむこと!
それがすべてだ!
では、また次回(^^)/
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