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水分補給も忘れずに!

本日2020年4月29日です。7年前の今日は、ちょうどC1に向けてアイスフォールを抜けている。そんな出来事がありました。アイスフォールですね、
エベレストと言ったら寒いところを想像しがちだと思うのですけども、昼間は30度を超えます!山の上に行って、物凄く暑い思いをしていました。この時に重要なのが水分補給!皆さん、毎日のトレーニング頑張っていますか?
水分補給も忘れずに行ってください!

本日のMIURA流クライムビクス

三浦豪太が考案する『MIURA流クライムビクス』を動画で詳しく紹介しております。以下の種目をクリックしてみてください!一緒に頑張りましょう!!

【準備体操】
  登山体操 ・・・リズムよく、楽しくトレーニングしましょう

【メイン運動】 
  ①ウォーキング・・・2.4km
  ②階段のぼり・・・27階分、もしくは踏み台昇降・・445回分
  ③スロージョギング・・・15分間(5分間×3セット)
  ※①、②、③より1種目を選択してください
 *ハーフスクワット(歩幅2.5歩)・・・25回×3セット
 
【補助運動】
  ショルダークライマー ・・・10×3セット


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三浦豪太の遠征日記 −2013年4月29日−

今日からそれぞれのプログラム始まる。お父さんは今日までアイスフォール⇆ベースキャンプを何度も往復、トレーニングを行った。そして明日から補助酸素を使用して体を十分に休養する。反面、僕たち(豪太、倉岡、平出、ミトロ、大城Dr.)は父をサポートするため高所でも酸素がなくても十分活動できなければいけない。そのためアタック隊のサポートメンバーは僕達を含めて全員C1、C2、C3までの高度順化を行う。

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今朝は朝3時に起きて5時にはアイスフォールに向かった。夜明け前に行動を開始したため最初は寒い。月光とアイスフォールのなかの氷柱がなんともいえないほど美しい。これから行く先は標高6100m。体に負担をかけないようにゆっくり歩いて行く。アイスフォールの中盤くらいになると突然太陽が顔を出し、昨日のようにたまらなく暑くなる。寒暖の差は恐ろしいほどだ。早朝にスタートした時は-10℃。太陽が出て、風が無いと体感温度が一気に+30℃以上になる。体温調節は重要だがアイスフォールの中では安全な場所を探すのが難しい。どこもかしこも巨大なトラック並みの氷柱が今にも崩れそうなドミノのように並んでいる。適当な場所を見つけて着ていた服を脱いだ。

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こんな景色のなか平出君が小型ヘリコプターを飛ばした。これまでも低コストながら素晴らしいこれまで見たこともない視点からヒマラヤの風景を撮影してきており、今回もこの入り組んだアイスフォールの地形だからこその鳥観的視点を見せてくれるのではないかと期待する。しかし、朝まだバッテリーが冷えているせいか思うより高度が上がらない。しまいにはなんと、小型ヘリコプターがアイスフォールの中に落ちてしまった。そのせいかパーツが壊れてしまったらしい。ベースキャンプに戻ってからの修理になる。

C1ついたのは11時30分ころ。これまでとは違う領域の標高なだけに、思うように体が動かない。とりあえず1時間程休んでから行動を開始することにした。高所に来て、もっとも重要なのが水分補給だ。シェルパに大きなズタブクロに雪をいっぱい持ってきてもらい、それを最新のジェットバーナーで溶かしお湯にする。それをお茶やスープにして水分補給するのだ。ジェットバーナーは効率よく熱をコッフェルに伝えるため、ガスの消費も少ないし雪を溶かしてお湯にするのもとても早い。最近では2リットルコッフェルサイズのジェットバーナーがあるので、今回はそれを使いジェットバーナー鍋に挑戦してみる。

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ある程度の温度の水を作りコンブ、ホタルイカ、ホタテ、煮干し、ヒジキ、どんこなどの乾物を入れる。乾物は水で戻り、それをそのまま具材として温め、味噌や塩糀など入れると出来上がりだ!出来栄えは外しようがなく、たっぷりとダシの効いたスープは体を温める。よし、アタックの時にもこれを使おう!

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ここC1はウェスタンクーンの入口で、テントの入口を開けるとエベレスト、ローツェ、ヌプツェが一望できる。ここでとれた雪はとても綺麗でお湯にしても透き通っている。エベレスト名産のお湯で作った鍋とお茶は最高だった。


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