人類がいなくなった後の世界を描く
21世紀前半の地球から人類が完全にいなくなったらどうなるのだろうか? まるで終末論的な新しいハリウッド映画のようだ。しかし、クリス・モーリンさんの絵からは不思議なくらい悲愴感が感じられない。
作品を続けざまに眺めていくにつれ、ああ、そうなのか、やっぱり・・と妙に納得してしまう。いずれ全世界はマヤ文明やアンコールワットのようになるということなのね。
でも彼の作品の世界から消滅したのは人類だけで、馬やシカや鳥の群れ、美しい羽を広げる孔雀や長い首のキリンまで、イキイキとそこにいるではないの!
人類だけが消えてしまうなんて一体なにが起きたのだろうか。
人類がいなくなった後の地球はしかし、こんなにも静かで美しく平和なのか・・
フランスのこのアーティストは、人間のいない世界がどのように見えるかを視覚化したかったのでした。
2012年から始めた彼のデジタルアートは、巨木や野生動物が人類去りし後の地上を支配して超高層ビルさえも追いぬこうとしているパリ、NY、シンガポール、ヴェネツィアなどの都市を描いています。場所がどこなのかわからない絵はいくつもあります。
コメントは書かずに1〜10まで番号だけ振りました。どうぞご鑑賞ください。
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