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小さな旅・思い立つ旅|丹波篠山[栗と黒豆と蕎麦と旬菜]篇 その1

食欲の秋
秋になると美味しい黒豆に惹かれて丹波篠山へ。

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せっかくなので、篠山で拾った栗を庭に飾る。
風に吹かれて、すぐにどこかへ転がってしまうけど、、、


ローカル×ガストロノミー

最近よく見聞きする「ガストロノミー」という言葉。
「美食学」や「美食術」と訳され、「美食を文化や社会的意義など、様々な角度から分析すること」だと。

また、コロナの影響もあり、長距離や海外への旅行に対して近場で過ごす「マイクロツーリズム」に注目も集まり、以前にも増して価値が見直されている「ローカルな旅」。

土地の風土や文化を感じられる食にこそ、地域の在り方が表現されている

都市を離れ、生産現場に近い地方へ、ローカル×ガストロノミーはとてもおすすめかと。


丹波篠山[栗と黒豆と蕎麦と旬菜]篇

と、いうことでローカル×ガストロニミーに最適な場所、丹波篠山へ。
丹波篠山と言えば、栗と黒豆なんだけど、それ以外にもいいものは盛りだくさん。

なので、篠山編と丹波編で2つにわけてnoteにまとめる。

ちなみに、以前に紹介した森の京都と森の兵庫も近いのでぜひ。

小田垣商店

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享保十九年に創業した老舗黒豆卸店。
今年4月に店舗がリニューアルされ、見聞きした人も多いかと。

新素材研究所の設計。
現代美術作家 杉本博司による店舗と言うだけで、それを目当てに訪れる人も多いような。

江戸後期から大正初期の間に建てられた10棟の建物が国の有形文化財に、屋久杉の看板に、左官の名匠 久住章による土壁に、手水鉢を利用した什器に、杉本氏が手がけた石庭に。。

何度も行きたくなる、そんな場所。


岩茶房 丹波ことり

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篠山城址、堀端の旧武家屋敷を改装したお店。
中国皇帝の残した稀少なウーロン茶『岩茶』のカフェ。

そしてなにより、スリップウェアの第一人者である柴田雅章さんの器のあるお店。
直接工房にもお邪魔したことがあるほど、柴田さんのスリップウェアが好きなので、もう最高。

うつわのことを話すの長くなるので、それはまたいつか。。


鳳鳴酒造のサイダーと小西のパンの黒豆パン

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寛政九年に創業した鳳鳴酒造のサイダー。
お酒もいいけど、子どもはやっぱりささやまサイダーでしょ。

築200年を経過する本社が2003年に国の登録有形文化財に登録されるほど、とても威風堂々の立派な建築も見所かと。

そして、とっても有名な小西のパン。
黒豆パンといえば、ここ。


王地山まけきらい稲荷

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稲荷なので、たくさんの鳥居が。
伏見稲荷ほどではないにせよ、せっかく篠山に来たのなら立ち寄ってみてもいいかと。


波之丹州蕎麦処 一会庵

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築300年の古民家を移築したお蕎麦屋さん。
メニューはおろしそば、そば切り、そばがき、そばがきぜんざいのみ。

薬味もなく、天ぷらも、ご飯ものもない。
そういうのが嫌な人はやめた方がいいけど、そうでない人にとってはとてもいいお蕎麦屋さん。


futaba cafe

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屋根に草の生えているカフェ。
田んぼの広がる風景の中にぽつんとある一軒家。

そして庭?にはヤギがいる。
もうそれだけで子どもも大人も癒されるカフェ。


里山旬菜料理ささらい

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築150年を超える庄屋敷のお店。
古い町並みを散策し、川ではメダカも泳いでいる、のどかな場所。

丹波篠山の野菜を主役に旬菜ランチと丹波路プリン。丹波篠山は寒暖差が大きく、野菜が美味しく育つようで。


手打ち蕎麦 くげ

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しっかりとしたお店。雰囲気だけの軽い感じではなく。
庭も家具も照明も、そしてお蕎麦もとても好き。

こんな場所にあるからこそ、わざわざ行きたくなるお店。
お庭の手入れもしっかりしているし、天気のいい日に行きたくなる場所。


丹波黒豆肉粽 おくも

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台南式の伝統的な粽専門店。
セイロで蒸す粽とは違い、大鍋で煮込む台南式とのこと。

そして、小さな古本屋さんbooks & gallery たきブックスも併設しているなんとも不思議な場所。

ちまきを待っている間、古本屋さんで本を物色することもできるし、古本屋さんに行くついでに、ちまきをお土産に買って帰ることもできる。

とても親和性のある共存関係




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