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小さな旅・思い立つ旅|“写真映え”する奈良[子供も大人も楽しめる公園]篇

子供だけが楽しんでも、物足りない
大人だけが面白くても、つまらない

子供も大人も愉しめる、“映え”の旅へ

前回も奈良だったので、今回も奈良で。写真が映える公園や広場で、のんびり過ごす。そんな旅もいいのでは、という話。

「インスタ映え」は「印象派」

印象派の成り立ちに、写真の発明が深く関わっている、というのは有名な話。客観的に綺麗に描くことを突き詰めていくと、写真に近づくだけで意味がない。時間をかけて描かなくても写真でいいや、となるのも当然なわけで。

それより書き手を主観印象を表現したほうが、写真とはまったく別のものが出来上がる。豊かな色彩や光、ダイナミックな筆跡が特徴的な印象派は、19世紀後半に隆盛を極める。

ローヌ川の星月夜 -フィンセント・ファン・ゴッホ

そして現代。

画素数の多さ、画質の綺麗さの性能競争が行き着くところまでいってしまい、どんなカメラで撮影しても、画質の綺麗な写真は撮れてしまう。鮮明な写真だけでは何か物足りない。

そこで出てきたのが、“映える”写真。

豊かな色彩や光、大胆な構図に加工された写真。ありのままを写した写真ではなく、印象的な“映える”写真。

21世紀の“写真映え”は、19世紀の“印象派”の再来?

と、いうことで、写真映えする奈良の公園と広場をご紹介。


室生山上公園 芸術の森

彫刻家ダニ・カラヴァンの作品が点在している公園。
彫刻が遊具のようにもなっているものなので、子供も楽しめるところ。
人も少なく、のんびり森の散策をしながら写真を撮るのも楽しくなる公園。
札幌のモエレ沼公園が好きな人なら、こちらも絶対おすすめ。


天理駅前広場コフフン

古墳をモチーフにした駅前広場で、設計はnend佐藤オオキによる。着想は「天理市の古墳はコンビニより多い」から。

広場の名称「コフフン」は、「古墳」と「フフン〜♪」と思わず鼻歌を歌いたくなるような心地良さと、市民が「フフンッ」と笑顔で自慢できるような場所となって欲しい、という想いからつけられたとのこと。



曽爾高原

日本で最も美しい村」連合に加盟している曽爾村にある高原。

辺り一面に広がるススキの絶景が有名だけど、今の時期の緑の絨毯も映え写真にはもってこい。子供たちも思いっきり走り回ることができる広大な大地。

ススキの絶景
緑の絨毯

平城宮跡歴史公園

ヘソを曲げて地面に転がり一歩も動かない、、

奈良とえば平城京。

まだまだガランとした空き地の広がる場所だけど、これから何十年もかけて徐々に復元が進んでいくところ。

ちなみに、今年の三月には大極門が完成。これから引き続き、「東楼」「西楼」「築地回廊」の復原整備が進む予定。


奈良公園

奈良といえば鹿。

東大寺春日大社正倉院興福寺もある奈良公園。もう、どこまでが奈良公園の範囲かはよくわからないけど、一番有名なのは鹿、鹿、鹿、、

警戒心のかけらもない鹿。太々しい鹿。
そんな鹿でも、やっぱり可愛げはあるので、ついつい写真はとってしまう。


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