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小さな旅・思い立つ旅|新緑の峠道[暗峠を越えて生駒山の麓まで]篇

十字路よりY字路が楽しい

街中には十字路がとても多い。最短距離を効率的に移動できるし、路で囲まれた土地も整形で、建物が建てやすい。反面、無機質で冷たい感じがするのも否めない、、

対して、Y字路は山路にとても多い。地形に沿って路ができるので、当然といえば当然なわけで。 Y路で分かれたと思ったらまた出会ったり。付かず離れず並走したり。。

ダウン・バイ・ロー

ジム・ジャームッシュの「ダウン・バイ・ロー」も最後2人の男がY字に分かれて映画が終わる。2人が再会する希望をもたせるためにY字路がつかわれる、とてもいい終わり方。

と、いうことで新緑の季節に、峠道を越えて生駒山でもどうでしょう?という話。


「みち」という言葉

少し横道にそれて、「みち」という言葉について。。

路、道、未知、途、満ち、充ち、、

みち」に当てはまる漢字はとても多い。なので「みち」という言葉を無理やり使って作文すると、こんな感じ。

未知なるものを求めて、進むを選択し、
途中でいろいろあるけれど、
物の道理をわきまえて、人のを外れず、
充実感満ち足りた日々を過ごしたい。

名前に「みち」がある長男も、こんな日々を過ごしてほしいなぁと。


峠路を越えて新緑の生駒山へ

奈良の北端、大阪と京都に隣接する生駒。大阪に住んでいて一番身近な山といえば六甲山生駒山

そんな生駒山まで、暗峠を越える新緑の旅

暗峠(くらがりとうげ)

名前から想像できる通り、車で行くならかなり気合のいる道。府道でも市道でもなく、ちゃんとした国道308号線なんだけど、日本屈指の“酷道”と言われるほどの悪路。。。

大阪から峠を越えた後の長閑な風景

楽しめる人は楽しめるけど、みんなにおすすめすることはできない峠路。興味ある方は、まずはネットで検索してどんな路か知ってからいってほしい。


おと。

「静けさの先にある、おと。」をコンセプトにした山の中のカフェ。

アプローチの枕木も、診療所をリノベーションした木造の建物も、家具や調度品のしつらえも、室内から眺めることができる生駒山の風景も、どれもが新緑の季節にふさわしい場所。

わざわざ峠を越えていく価値はある。

ラッキーガーデン

とても有名なスリランカ料理のお店。

オーナーの友人であるスリランカ人がカレーをふるまううちに評判になり、スリランカ料理を出すお店を始めることになったという経緯があるので、生駒のこんな山奥に4人のスリランカ人のシェフがいる本格派。

ヤギもいて、ドッグランもあって、子供も楽しいレストラン。


MAHO-ROBA forest

生駒で一番好きな場所。
そして、ここまで辿り着くだけでも大変な場所。。

テラスと奥に見える樹木の関係を見てもらえればわかる通り、テラスは地面より高い位置にある。でも、手すりはない。

眼前に広がる大木の樹幹と、風に靡く木々の音と、森の匂い。
そして、センスの良い板張りの建物に、少ししかないテーブル席とカウンター。

最高の森の中のレストラン。

寳山寺と門前町

真言律宗の大本山、聖天信仰で有名なお寺。
時が止まったままのような門前町の散策もついでに。

生駒ケーブルと遊園地

生駒山といえば、一般的にはこれが一番有名かと。
ケーブルカーに乗って、山頂の遊園地へ。レトロという言葉がぴったりの場所。子供は楽しめるけど、大人は好みによるかと、、、


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