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3つの好きな映画|クリスマスにおすすめな映画[smoke・Love Actually・PK]篇

Merry Christmas
ということで、クリスマスにおすすめな映画を3つ。

ちなみに、サンタクロースの故郷、北欧のおすすめ映画はこちら。

「まだ」から「もう」へ

時間が過ぎ去るのはとても早い。

小さいころはクリスマスが待ち遠しかったし、1年1年がとても長く感じたんだけど、歳をとるほど時間の進みがとても早い。。

クリスマスまだかなぁ」が今では「もうクリスマス。。

人生の密度

50歳にとっての1年は人生のたったの1/50
5歳の子供にとっての1年は人生の1/5

生きている年数が増えるほど、人生における1年の割合はどんどん小さくなる。なので人生の密度で考えると次の年数が同じ密度になる。

10歳〜20歳の10年
20歳〜40歳の20年
40歳〜80歳の40年

20歳、40歳、80歳の人にとっての人生の半分は違う。

振り返っても、20歳までの10年間と40歳までの20年間はたしかに同じくらいの密度だったので、実感としても違和感はない。

だけど、これからの40年間を想像すると少し怖い、、、

***

クリスマスにおすすめな映画

と、いうことでクリスマスにおすすめの映画を3つ。

ホーム・アローングレムリンナイトメア・ビフォア・クリスマスもいいけれど、たまにはアメリカ文学を味わってみたり、人間臭いイギリスの群像劇を見てみたり、宗教といった壮大なテーマについて考えてみるのもいいのかと。。


smoke/アメリカ/1995

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タバコと嘘とクリスマスストーリー

この映画に別のタイトルをつけるとすると、おそらくこんな感じかと。
セックスと嘘とビデオテープのようになったのはご愛嬌ということで、、、

ポール・オースターの短編を基に撮られた映画で、多くの映画好きが最高のひとつにあげることが多い作品。

ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞。

ブルックリンの一角にあるタバコ屋を軸に、淡々と進む会話劇。

どこまでがホントでどこまでがウソかわからない会話。
タバコの煙の重さの測り方についての印象的な語り口。
煙に巻いたような曖昧なストーリーの数々。

そして、映画の最後、モノクロで展開される珠玉の5分。背後に流れるのはトム・ウェイツ Innocent When You Dream。

もう最高のラストシーン。



ラブ・アクチュアリー/イギリス/2003

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クリスマスに紹介されることが多い、とても有名な映画。

クリスマスの5週間前から始まる群像劇。
ロンドンを舞台に19人の男女が織りなす9つの愛の物語。

”Love actually is all around 愛は至る所にある”

人間臭く、悲喜交々の人間賛歌。
だけど、どこかのほほんとしている雰囲気。
アメリカではなく、いかにもイギリスっぽい人間臭い映画。


PK/インド/2014

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インドのSFコメディ映画、上映時間150分。
だけど、毛嫌いせずにぜひ見て欲しい、、

宗教とは何か、神様とは何か。

とても壮大な問いに対して、いたって真面目に向き合うコメディ映画。

宗教を知らない宇宙人が地球にきて助けを求める。神様に会えば願いが叶うと知った宇宙人が、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、仏教、、と次々に宗教を試して願いを叶えようと奮闘する。

無知だった宇宙人が宗教を学ぶたびに常識と徳を積んでいく。そして、無意識のうちに志の高い存在になっていく。

様々な宗教を学び、受け入れよう

映画から溢れ出る強く優しいメッセージ。
クリスマスは本来、キリスト教の祝祭なんだから、宗教について考えるにはちょうどいい映画かと。


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