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小さな旅・思い立つ旅|めくるめく絶景カフェの窓辺にて[山頂、森林、茶畑、山居]

パフェはパルフェでパーフェクト

映画『窓辺にて』で初めて知ったパフェの語源。フランス語で“完璧”を意味する「パルフェ」が「パーフェクト」となり、「パフェ」になる。完璧なデザート=パフェ。

窓辺から差し込む繊細な光、そこに現れる影と完璧ではない人々の悲喜交々。映画『窓辺にて』で映し出される窓辺の風景は、とても美しくパーフェクト。パフェだけに。

ということで、完璧で美しい風景=「絶景」を目的に、カフェに行くのはどうでしょう、という話。めくるめく絶景カフェの窓辺にて。

パフェな風景とカフェの窓辺

明治ハイカラ、大正ロマン、昭和レトロ、平成??

ネットで見かけたお題。年号とその当時の大衆文化のイメージを重ねた言葉。明治は「モダン」と言っている人もいたけど、“西欧文化を取り入れる”というニュアンスが含まれる「ハイカラ」のほうが、ただ「モダン」なだけより合っているような。

では、平成は?

デジタル、サイバー、サブカル、とかいろいろあったけど、一番しっくりきたのは「ポップ」。漫画、アニメ、ゲーム、音楽などのポップカルチャーは、海外でも大人気。アニメの主題歌になれば、世界的にヒットするし、平成最後の年に、大英博物館で大々的なマンガの企画展が催されたのもエポックメイキングな出来事かと。

では、令和は?

令和が将来、なんと呼ばれるかはわからないけど、パフェと呼ばれるほど、完璧ですばらしい時代なればいいのになぁと。そんな願いを込めて、今答えをだすなら「令和パフェ」。

明治ハイカラ、大正ロマン、昭和レトロ
そして、平成ポップ、令和パフェ

グレートコート


山頂|Testi Mone[テスティモーネ]

みかん畑の山上に広がる天空レストラン

本当に360°絶景。天気のいい日に、窓辺のテラスでランチをするには最高の場所。その上、防災拠点としてのヘリポートが、山上にある高揚感をより高めてくれる。

右にみえるのがヘリポート

ただの防災拠点だと、人の立ち寄らない辺鄙な場所になってしまう。でも飲食店を併設することで、日常も、非日常も有効活用できてしまうとてもいいスキーム。その上、レストランに宿泊施設も併設しているので、非常時に避難民が泊まる際の設備の兼ね備えているという、とってもよくできたしくみ。

大きな空と紀伊水道
天空のレストラン


森林|MAHO-ROBA forest[マホロバフォレスト]

大木の樹冠を眼前に

ここまで辿り着くだけでも大変な場所。。テラスと奥に見える樹木の関係を見てもらえればわかる通り、テラスは地面より高い位置にある。でも、手すりはない。

お店にたどり着くのも一苦労

眼前に広がる大木の樹幹と、風に靡く木々の音と、森の匂い。そして、センスの良い板張りの建物に、少ししかないテーブル席とカウンター。

最高の森の中のレストラン

控えめで品のあるアプローチ


茶畑|dan dan cafe[ダンダンカフェ]

日本遺産の石寺の茶畑で堪能する絶品ランチ

お店の場所は、日本遺産にも登録されている「石寺の茶畑」のど真ん前。遠足気分で山道を登り、茶畑の真ん中にポツンとあるお店。

日光、雨、風といった気候条件に影響を受けながら、刻々と成長していくお茶の木を眺めながら堪能するランチはもう最高。


山居|茂庵[もあん]

京都 吉田山の山頂に佇む市中の山居

大正時代に建築された旧谷川茂次郎茶苑が、吉田山の山頂に佇む。レトロな建物はもちろん、そのに至る道中も絶景が広がる。

吉田山の東斜面には、石垣銅板葺きの木造住宅が雛壇状に広がる。観光地でもなく、大正期から時が止まったかのような静かな宅地。石の階段を進むと、森の小径につながり、木立の隙間から茂庵が見え隠れする。

現実世界から、時も場所も引き離された市中の山居


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