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パリの「15分都市」構想を実践!ご近所だけで生活してみませんか?

皆さんはパリに行ったことはありますか?
残念ながら私は訪れたことはないのですが、歴史があり知的でハイセンスな都市というイメージで、死ぬまでに一度は訪れたい都市です。来年オリンピックも控えていますよね!

パリといえば、アンヌ・イダルゴさんという女性市長が活躍されていますが、彼女が掲げる「15分都市」構想を知っているでしょうか?

徒歩や自転車15分圏内で、仕事〜日常生活をおくるという考え方で、先日、NHKの番組でもパリで電動レンタル自転車が普及し、利用者が増えていることが取り上げられていました。

NHKや日本の記事の多くは「15分都市」の移動に関する施策やその効果ばかりを取り上げています。自転車移動で環境にやさしく、健康にも良い生活スタイルというイメージで、オリンピックのPRにもなっているのだと思います。

ですが、この構想で肝心なところは、「暮らし方をリデザインしていること」だと思います。実際に、この構想のコンセプトをつくったソルボンヌ大学のカルロスモレノはForbes誌にこう話しています。

Paris must “move from city planning to urban life planning.” 

ハード的な都市の整備でなく、都市での暮らし方に重点をおかなくてはいけないと言っていますよね。


The Ville Du Quart D'Heure, or city of 15 minutes.PARIS EN COMMUN


ところで、パリの「15分都市」構想を知ったとき、
「私が毎日やってることやん!」と思いました。突然私の話でごめんなさい。

コロナ禍で人々の生活範囲が制限されていたこともあり、この「15分都市」構想は世界中で注目され、都市政策に影響を与え、カルロスさんは賞も取ったりしています。

そんな最先端の暮らし方を私はしていたのです・・・(笑)

この記事だけ読んだ方は、私の暮らし方など知らないと思いますが、簡単に言うと、ひたすら自転車15分圏内で完結する生活を送っています。

仕事・子どもの園・買い物・外食・病院・公園・学び(習い事)・・・

こうやって書くと、我ながらつまらなそうに感じますが(笑)、実際はとても満ち足りた日常です。
特に、商店は私の住む阿倍野区には個人でこだわりのあるお店が多く、食品からレストラン、古着や古本など多様な選択肢があります。

更に言うと、近隣で全てをこなすというのは、お店の人と仲良くなったり、共通のネタも多いためコミュニケーションが勝手に生まれ、情報を得たり、自分もまちで何か企画してみたり・・ということが起きやすい。ただ消費しているだけという感覚はないのです。

大阪の梅田で働いていたときは、帰りにデパ地下で美味しいデリを買ったり、オープンしたてのレストランに行って満足していましたが、今は近所のお店でおっちゃんにオススメや特製レシピを教えてもらったり、子どもの面倒まで見てくれる本屋さんで、あれこれ話しながらのんびり過ごす方が幸せを感じます。(歳のせいではないはず・・・)

カルロスさんは、近隣で働き生活することで「コミュニティ全体の幸福が改善する」と言っていますが、その意味が私にはとても分かります。

さて、みなさんは15分圏内で生活してみよう!と言われたらどう感じますか?
どこもにも行くところなんてない、つまらない!不便!冗談じゃない!と思うでしょうか?

そんな方にも、まずは週末2日間を15分圏内で過ごしてみることをオススメします。車移動が基本のまちに住む方は、車で15分圏内でいいと思います!
(過ごし方が分からないという方はご連絡ください。アドバイスします!)

きっとご近所にすてきな場所を見つけられると思いますし、お店の人やお客さん同士の触れ合いも感じるのではないでしょうか♪

最後までお読み頂きありがとうございました。
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