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『なぜ働いていると本を読めなくなるのか』についての非常に脊髄反射的な感想
さて、感想を書く前に要約を書くのが習わしであるが、この本の内容は著者のこの2行に言い尽くされている。
本書は趣味の一つとしての読書を、自分自身とは離れた文脈に触れる機会であるとしている。読書と働き方についてのレビューから、最終的には社会構造の変革こそが働きながら本を読めるようになる方法であるという主張にまで踏み込む。
そう、実はこの本、働きながらでも本を読める方法のハウツーを教えてくれるわけでは
『自分の中に毒を持て』感想
太郎氏が全身全霊をかけたドロップキックを喜色満面で繰り出しているそんな時、私のはせいぜいが右ストレート(それも体重を残して左手を顔の横にした形で)とかだろう。
雑なまとめ方をお許しいただきたいが、本書は「自分として純粋に生きること」、「無条件に生命をつき出し爆発する」ことのススメである。
彼の本、『自分の中に毒を持て』を読み始めた時、その姿がチャールズ・ストリングランドと重なった。モームの『月と