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サイコパスに支配された国~統計偽装国家日本

安倍首相は「サイコパス」?

3年前、メインキャスターを橋下大二郎が勤めていてまだまともだった頃のテレ朝「ワイドスクランブル」のコメンテーターで『サイコパス』という著書もある脳科学者の中野信子が、番組の中で「安倍首相はサイコパスです。」とはっきり断定。「あらら、テレビで本当の事言っちゃったぞ。」とちょっと驚いた記憶がある。

Wikiには犯罪心理学者ロバート・D・ヘアによるサイコパス(反社会性パーソナリティー障害)の定義が紹介されているが、安倍晋三のこれまでの言動とぴったり一致するのにも驚く。

・良心が異常に欠如している
・他者に冷淡で共感しない
・慢性的に平然と嘘をつく
・行動に対する責任が全くとれない
・罪悪感が皆無
・自尊心が過大で自己中心的
・口が達者で表面的には魅力的

中野信子は著書『サイコパス』の中で、より具体的に次のような特徴を挙げている。

〇ありえないような嘘をつき、不正を働いても平然としている。     〇嘘が完全にバレても全く恥じるそぶりさせえ見せず、堂々としている。  〇それどころか「自分は不当に非難されている被害者」であるかのような振る舞いさえする。                          〇残虐な殺人や悪辣な詐欺事件をおかしたにもかかわらず、全く反省の色を見せない。                             〇トークやプレゼンテーションは立て板に水で、抜群に面白い。     〇だが、関った人はみな騙され、不幸のどん底に突き落とされる。    〇 経歴を詐称する。                         〇 過去に語った内容とまるで違うことを平気で主張する。        〇矛盾を指摘されても、「断じてそんなことは言っていません」と、涼しい顔で言い張る。                           〇要するに顔色ひとつ変えず人を騙し、搾取し、傷つけ、良心の呵責などみじんも感じない冷血漢で、社会的地位の高い人に多い。

別の定義では、異常があてはまっても反社会性がなければ、サイコパスにはならないとも指摘されている。勿論、ここでの反社会性は病的な性格特性のことを指しているのだが、実は安部には実在する反社団体との関りがある事も明らかになっている。

2000年6月から8月にかけて発生した「安倍晋三宅火炎瓶投擲事件」で安倍が反社団体指定暴力団工藤會と関係があったことを何と裁判所が認定しているのだ。

また、安部が主催した「桜を見る会」には悪徳マルチ商法で逮捕されたジャパンライフ社長も招待されており、顧客を信用させるために「招待状」を大々的に活用していたことも報道されている。「参加者名簿」を大慌てでシュレッダー廃棄したのも「統一教会」などの反社勢力との繋がりを隠蔽するためだった可能性が高い。

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何よりも日本国憲法の国民主権・基本的人権・平和主義を憎悪し、国民の平和的生存権を脅かす「日本会議」や「統一教会」に担がれた安倍政治自体が、反社そのものだったと言っても過言ではないだろう。

何しろ、中野信子の定義によれば「関った人はみな騙され、不幸のどん底に突き落とされる」。日本に住んでいる以上、安部政治と関わりのない日本人は誰一人いないのだから、これは日本国民全員が不幸のどん底に突き落とされる。」という事を意味するし、実際にそうなっている。

統計偽装は国家の大計を誤らせる重大な犯罪行為

「ありえないような嘘をつき、不正を働いても平然としている。」という定義に関してだが、国家の基幹統計を平気で改竄偽装していた事が明らかになっており、これも安倍サイコパス説にぴったり当てはまる。

国交省による「建設工事受注動態統計」データ二重計上水増し不正は8年前の2013年4月からと報道されているが、第2次安倍内閣の発足は2012年12月26日。2013年にアベノミクスが開始された年とぴったり一致するから、誰の指示で始めたかは明白だろう。

その目的はアベノミクスの導入によってかえってGDPが落ち込んだことを隠蔽し、逆に日本経済が成長していると見せかけて政権の支持率や求心力を高め政権を延命させるため。つまりアベノミクスの失敗をGDPをかさ上げすることで隠そうとしたのが、その動機なのだ。企業なら粉飾決算で、株主(国民)への背任行為。加えて外国の信用も失う。

安倍元総理が掲げていた「GDP600兆円の達成」を実現するために政府はGDPの算出方法を密かに変更することまでやってのけた。これだけでも何と30兆円の上乗せになる計算。

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政府の経済政策はGDPなどの基幹統計に基づいて決定されるから、経済統計の改竄偽装は国家の基本政策を大きく歪めてしまうことになる。先進国と言われる近代民主主義国では絶対にやってはならない禁じ手であり、重大な犯罪行為。        

改竄を指示した張本人は勿論、安倍内閣で代々国交相を務めて来た公明党議員、不正を承知で実行した高級官僚たちの罪も厳しく問われる必要がある。

統計偽装は国交省だけの専売特許ではなく厚労省でも起きており、2018年末には雇用や給与、労働時間などに関する基幹統計「毎月勤労統計」の長期に渡る改竄不正が発覚している。こちらは、実質賃金のマイナスを隠蔽するための不正。改竄捏造によってアベノミクスの失敗を覆い隠そうとしたのは国交省とまったく同じ構図。

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防衛省によるイラクや南スーダン派遣部隊の日報隠蔽、森友事件での公文書改竄や赤木ファイルの隠蔽、上に書いた「桜を見る会」参加者名簿のシュレッダーによる速攻廃棄など政府にとって都合の悪いものは改竄、偽装、隠蔽、廃棄するのが安倍政権下では日常茶飯事なっていた。

だから、今回の国交省統計の改竄捏造も実は氷山の一角で、これ以外に他の省庁でも数多くの統計不正が密かに行われている可能性が高い。日本政府が出す統計資料は信用がおけないので一々疑ってかかる必要があり、佐川理財局長(後に国税庁長官)のように、高級官僚までが矜持やモラルもなくして不正に手を染めることが当たり前の国になってしまっている。

この一件だけをとっても、日本には中国を統計偽装国家などと批判する資格はない。日本自体が独裁国家と同じ統計偽装国家なのだから。

腐敗した「三流後進国」日本の末路

国会答弁で118回もの嘘をついたことが明らかになっても平然と総理を続け、議員辞職もしない異常な神経の持ち主だから、自分の権力維持のためなら統計偽装で近代民主主義国家としての日本を破壊しても何とも思わないのだろう。

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鯛は頭から腐ると言うが、トップの頭が腐っていれば遅かれ早かれその腐敗の毒素は全身に回る。その結果がこの安部・菅政権9年間の日本の政治・経済・社会全体の目を覆わんばかりの急激な腐敗劣化と衰退。

与党やその応援団である維新の議員は勿論のこと、安倍が振りまいて来た毒素は政府を構成する各省庁の官僚、検察や警察、裁判所、産業経済界、大学などの教育研究機関、労働組合、新聞やテレビなどのマスコミなど全ての分野に及んでいる。

中でも徹底しているのが裁判所で、現在の最高裁判事15人は全て安倍が総理在任中に任命した裁判官ばかりなのだ。その結果、つい最近も生活保護訴訟に関して出された3つの地裁の判決文に全く同じ誤字があり、判決文をそのまま引き写す「コピペ」疑惑までが浮上。

「裁判官独立の原則」などどこへやらで、特に違憲訴訟については裁判所でも官僚機構並みの上意下達がまかり通っている実態が垣間見える。

労働者の権利を守るための労働組合であるはずの「連合」幹部にもとっくの昔に毒が回っており、雇用の非正規化問題などそっちのけにして、労働貴族としての自分たちの既得権を守るために政府与党と一体となって野党共闘を攻撃するという末期症状。米国の指示で作られた民社党の支持母体だった旧同盟系幹部に牛耳られている「連合」は、最早労働者の敵と言っていい。

この間、選挙で自民公明や猛毒維新に投票して来た一般国民も、与党の広報局と化したNHKを筆頭にテレビのワイドショーや「ニッポン、スゴイ!」系番組、新聞などのマスコミ、「Hanada」「WILL」などの極右雑誌や書籍、ネット情報などから毎日「安部毒素」を注入され続けて近代国家の市民としての正義感や道義心などが麻痺。

腐敗不正に対する怒りを忘れ、「長い物には巻かれろ」式に、お上(政府)のいう事には無条件に従う従順な「飼いならされた羊」と化している。

人権意識やまともな政治的判断力も失い、今では文字通り「肉屋が大好きな豚」状態。テレビが垂れ流す政府に都合のよい情報を無批判に信じて、緊急事態条項を導入する憲法改悪にも喜んで賛成する可能性が高い。

このままサイコパスが実質的に支配する自公とその応援団の反社集団維新をのさばらせておけば、安倍がまいた毒素は骨の髄から末端にまで及んで日本を内部から腐らせ、社会全体の劣化と衰退が更に加速することは必至。

早晩、腐敗した三流権威主義国家としてG7から追放され、OECDからも滑り落ちて哀れな被援助国に成り下がっている事だろう。

自ら辞職するまで通算8年8か月もサイコパス男を総理の座に座らせ続けた上にその間の数々の犯罪行為の責任も取らせず、未だにやりたい放題を許しているような国民に未来はない。

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