Miyuki Warita

坪内祐三さん=ツボちゃんの追っかけ ほかに落語・歌舞伎も。

Miyuki Warita

坪内祐三さん=ツボちゃんの追っかけ ほかに落語・歌舞伎も。

マガジン

  • 落語ファンにオススメの歌舞伎

    落語には歌舞伎と深い関係にある演目がたくさんあります。 また、歌舞伎を見たことがあれば、落語に出てくるさまざまなモノ・場所・人物・風俗を視覚的に思い浮かべることができるかもしれません。 そんな視点から、歌舞伎をあまり見たことがない落語ファンの方にもぜひ見てほしい!と思う演目を、オススメのポイントとともに紹介していきたいなと思っています。

  • 文庫本頭陀袋

最近の記事

2024/04/10水

光る君へにまさかのどハマり。最初は源氏物語を原文で読みたいと思っていたが、ドラマの進行とともに、平安時代そのものへの興味が強くなり、御堂関白記や小右記、権記、紫式部日記、枕草子などが読みたくなっている。紫式部日記や枕草子も、文学作品としてでなく当時の記録としての興味。 時代への興味を持つきっかけは、光る君への時代考証を担当している倉本一宏の『藤原道長の権力と欲望』を図書館の棚で見かけて、新書版ということもあって軽い気持ちで読み始めた。 用語についていけないところも多々ありつつ

    • 柳家小満んの会

      2024/03/13水 「真田小僧」十八 「暗闇の丑松」「小烏丸」仲入り「らくだ」小満ん めくりをみたけどじゅうはち?と思ったらこれでとっぱちだそう。きく麿門下か…。しっかりしてるけど、なんとなく愛嬌があるのは、師匠譲りかな。 らくだがとにかくよかった。屑屋さんの酔っ払った後の豹変っぷり、火屋に行く前に質屋に寄るところ、楽しかった。前半は珍しいネタ二席。暗闇の丑松は、講談から移した、天保六歌撰シリーズ。いずれ、前に金子市之丞をやった時にできなかった後半もやりたい、とのことなの

      • 赤坂 小里んを聴く会

        2024/02/22木 「道灌」小ふね 随談 噺の稽古〜「うどん屋」小里ん 仲入り 「火事息子」小里ん 小ふねの道灌、大筋は普通と変わらないのだが、ところどころのリアクションが普通と違うところが面白い。とはいえ、誰かが真似しても多分、単なる間違い、となりそうなところなので、小ふねならではの味。 そんな小ふねの噺を聴いていて、今日の随談は噺の稽古についてにしました、と小里ん。自分がどんな稽古をしてきて、どんな稽古を受けたか、そもそも噺の稽古とは?そんなことについてのお話は、とて

        • 紀尾井町家話

          2024/02/16金  種之助、児太郎がゲストでアシスタント新悟という布陣。新悟・種之助の魚屋宗五郎の一部分、児太郎の揚巻の悪態の初音の映像も見せてくれた。ありがとう❣️ 児太郎の揚巻、見たかったなぁ。 種之助の三吉、やはり抜けがあったのか。なんかが違う気がすると思ったのだったw 籠釣瓶、松緑が「なんで八ツ橋じゃなくて九重に惚れなかったのかと思うよね」と言ってたが、児太郎(デカいけど)の九重見ると「九重に惚れればよかったのにね」となる。 何かというと意休の代役の件でネチネ

        マガジン

        • 落語ファンにオススメの歌舞伎
          3本
        • 文庫本頭陀袋
          18本

        記事

          さん喬・正蔵二人会

          2024/02/15木  「元犬」ぼんぼり 「時そば」さん喬 「蛸坊主」正蔵 仲入り 「松山鏡」正蔵 「抜け雀」さん喬

          さん喬・正蔵二人会

          浄瑠璃を聴く会

          2024/02/14水  三越劇場の2階、初めて座ったかも? 昔の建物だから天井が低い。でも、はめ込みのステンドグラスがよく見えたし舞台もよく見えたので、良しとする。  『絵本太功記』の妙心寺の段と尼ヶ崎の段。妙心寺は文楽一年生の二人の精一杯、かな。 尼ヶ崎の段は、この二人ならもっと音圧が感じられるかと思っていたのだけれど、そうでもなかった。もしかして、三越劇場って、音を吸い込む?とも思ったのだが、どうだろう? やはり国立小劇場がいいなぁ。閉場とか言ってないで、工事の目処が立

          浄瑠璃を聴く会

          2月文楽公演

          2024/02/13火  日本青年館ホール、建て替えてから初めて中に入った。 文楽をやるにはちょっと客席の傾斜が大きいのと、音響がイマイチかなぁ…。楽屋も狭くて大変らしいというウワサも聞こえてきたし。 ロビーが狭くて、椅子が一つもないというのもね。 「艶姿女舞衣」酒屋の段の奥、切より長いってどういうこと? いや、呂勢・清治だからいいのだけど。 床が廻ったら、びっくり😳なことがあったのだが、あれはどういうことなんだろう… 演奏そのものは良かったので、よけいに謎だ… 今後もずっ

          籠釣瓶幕見

          2024/02/12月  そうだ、籠釣瓶見よう‼️と思いたち、昨日の昼にギリギリ幕見の予約をゲット。愛想づかしの後、児太郎の九重が次郎左衛門を思いやって声をかける件でウルッときた。こういう児太郎が見たいのよ〜‼️ そろそろ某襲名も終わることだし、児太郎を返してくだされ…

          籠釣瓶幕見

          ツェッテルカステンやろう

          2024/02/11日  「酒屋の段」で隣の家から聞こえてくる地唄はなんだろう? 「善知鳥」と関係ありそうと漠然と思っていたら、「妹背川」だと『文楽ナビ』に書いてあった。 一度通読しているんだけれど、それじゃあ覚えていられないから、ちゃんと後から見つけられるようにメモを書いておかなければダメなんだよな、ということを改めて実感。

          ツェッテルカステンやろう

          柳家小はぜ勉強会

          2024/02/10土  今回のネタおろしは「お七」と「樟脳玉」。どちらも結構珍しいネタだ。「木乃伊取り」も含めて、おいしいネタではないけれど、自分らしさが出せるネタ選びだ。

          柳家小はぜ勉強会

          一朝会

          2024/02/09金  「やかん」いっ休 「天災」一朝 仲入り 「抜け雀」一朝 「天災」サイコー❣️一朝の江戸っ子は、エキセントリックなんだけど可愛い。今回は紅屋の隠居もなかなかの曲者😂 「抜け雀」、目ん玉くり抜いて後に銀紙貼っとけ❗️、おかみさんにも言われちゃうんだ🤣 かわいそうな宿屋の主人…😅 開口一番は、前座不足のため?とのことで一之輔門下=孫弟子のいっ休。前座時代はしょっちゅう聞く機会があったけど、二ツ目に上がってからはお初?2度目? 大師匠の前だからということもあ

          馮夢龍が面白そう

          2024/02/08木  東大新聞に掲載された東大の研究者の中でも知られる蔵書家・大木康教授の本棚にまつわるインタビューを読んだ。 大木氏は東大東洋研究所の所長で、専門は中国の馮夢龍という作家の研究だ。 馮夢龍は、明代の作家であり、編集者でもある。日本でも『雨月物語』に彼の作品がほぼそのまま流用されている話が載っているという。 また、『三国志』や『金瓶梅』の出版の仕掛け人でもあった。 そういう幅広い活動をしていた人物を研究テーマに選んだことで、その作品を読み解くためにさまざま

          馮夢龍が面白そう

          ツェッテルカステン開始

          2024/02/07水  ツェッテルカステンを始めるにあたって、『TAKE NOTES!』の著者がおすすめしているのが、Obsidianというアプリだったので、試しに使ってみることにした。 が、obsidianを使いこなすには、最低でもいくつかのことを勉強する必要がありそうだ。それだったら、今まで、さんざんScrapboxに書籍のデータをはじめ、さまざまなメモなども貯めてきたので、それを捨てるのは惜しいな、とも思い、Scrapboxにメモを貯めることにした。 走り書きメモは、

          ツェッテルカステン開始

          『TAKE NOTES!』読了

          2024/02/06火  『TAKE NOTES!』読了。 賢いメモを書け! メモ同士のつながりを意識して、自分の言葉で書く。それを繰り返していくと、アウトプットは、自分のメモの中に自然にできている。 それが、この本で提唱されている、ツェッテル・カステン 「ツェッテルカステン」というメモ術。 本の読み方、読書メモのとり方について、非常に耳が痛かった。線を引いたり、余白に思いついたことをメモし、大事だと思ったところを抜書きして、その本を読んだと思っていた。でも、このメモ術では

          『TAKE NOTES!』読了

          雪の日

          2024/02/05月  一昨年以来の大雪、と先週から天気予報で言われていたが、他方、今年の2月は暖冬という長期予報もどこかで聞いたので、予報が外れたらいいな、と思っていたのだが…。 そう言えば、前回の大雪の日は、日本橋劇場に落語を聴きに行ったのだった。終わって外に出たら雨だったので、なんだ、楽勝だ❗️と思っていたら、最寄駅に着いたら吹雪のようになっていて、驚いたのだった。 今日は、歯医者さんの診察が終わって外に出たら、吹雪みたいな雪で、びっくりした。しかも、ビル風のせい

          スーパー歌舞伎ヤマトタケル

          2024/02/04日  初日の昼の部(隼人がヤマトタケル役)を見てきた。 ワカタケルが「お父さま、どうか、どうか、お見守りください」と天に向かって叫ぶあたりから、思い出とか、今團子はどんな思いでこのセリフを聞いているんだろう?とか、いろんな感情が湧いてきて、泣けて泣けて😭 どこかで見守っていたのかな…

          スーパー歌舞伎ヤマトタケル