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祓い

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2022年4月の記事一覧

釈尊とじょ文

釈尊とじょ文

提婆王や月読、日読の祭文、そして各種の職業の祭文を唱えたら、釈尊の祭文を唱えます。

釈迦王の息子に釈尊がいるわけですが、彼の王位争いに関するものです。
釈尊と叔父の提婆王は王位争いをして、提婆王が敗れたため、彼は旅に出るのです。
王妃になれなくなってしまった奥さんは釈尊のことを恨みます。

この奥さんが釈尊を呪うために雇った呪術師というのが、いざなぎ流の祖の一人とされる唐土のじょ文さまです。

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提婆王と月と太陽

提婆王と月と太陽

いざなぎ流で7つの祭文を唱え終わると今度は呪詛に関する祭文を唱えます。

呪詛の祭文もいくつか種類があるのですが、最初に唱えるのは釈迦王の叔父である提婆王に関する祭文です。

提婆王はある日、戦争に負けてしまいました。

自暴自棄になってしまった提婆王は、生きとし生けるもの全てを抹殺してやろうと叫びました。

そこに釈迦王が止めに入るのです。

釈迦は日月の将軍に助けを求めました。
日月の将軍とい

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