③同人誌の原稿を修正しよう
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この記事では、「短歌の同人誌を個人で作成し、文学フリマで販売する」ことを目的に試行錯誤するようすを書いていきます。
短歌の同人誌を作りたいと考えている人の参考になればうれしいです。
※有料記事ですが、ほとんどの部分は無料で読めます。
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見本で一冊、本を作ってみようとした前回。
今回はその結果と、内容の修正について書きます。
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※おわび
私は前回、「見本のために一冊だけ試しに同人誌の作成を製本所に依頼しよう」といういう意味で「見本誌」という言葉を使っていました。
本来の意味ではない使い方をしており、混乱を招くおそれがあるため前回の記事のタイトル等を修正しました。
「見本誌」というのは「完成した本の見本となる冊子」、という意味で使われているようです。よく考えればそうですね。
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試しに一冊だけ刷ってもらった結果
原稿サイズや表紙の作成に試行錯誤し、やっとの思いで原稿を入稿しました。
そして1週間を過ぎたころ、「ちょ古っ都製本工房」さんから本が届きました!
わくわく。どんな仕上がりになっているかな?
うん、本になってる!
そりゃそうなんだけど、なんか感動……。
自分が作ったものが本になるってすごいなあ。
しかしなんかこれ、なんだろう、何かに似てる。
うん、あれだ。「遠足のしおり」だ。
表紙の絵のシンプルさと紙質が、しおりっぽさを醸し出しているね。
これは「ちょ古っ都製本工房」さんが悪いんじゃない。私が悪い。
別に「遠足のしおり」も悪くないけどね。
しかし、なんかでかいな。
思ってたより大きい気がする。
B5ってこうだっけ。もう少し小さかった気がしたんだけど。
やっぱでかいな。これよりもう一回り小さいイメージだったんだけどな。
ちょうど歌会があったので、参加者たちに冊子を見てもらった。
すると、
「表紙はこれでいいんじゃない? 紙の色は変えたほうがいいかも」
「ノンブルが間違ってるよ」
「大きさがめずらしいね」
「奇数ページのタイトルが見づらい」
という意見をもらった。
ありがとうみんな、ほんとうに助かります……。
さて、改善策を考えよう。
なんか思ってたのと違ったので改善策を考えてみる
・表紙の絵と紙質を変えてみよう
表紙の絵の謎の物体は、私がずっと描き続けている「鳥おばけ」というキャラクター。この子は絶対に載せたい。だから「鳥おばけ」は変えずに、他の部分を変えよう。
表紙の紙は色上質最厚口(フルカラー印刷)、表紙の色は「アイボリー」で注文したけれど、もっと他の紙にしてみよう。
★おまけ
「鳥おばけ」というキャラクターについてはLINEスタンプがあります。
こちらもついでに見てもらえると嬉しいです。
・ノンブルを直そう
ノンブル(ページ数)を入れる際、私は何も考えずに、
「フッターの左下」という指定しかしていなかった。
しかしそうすると、奇数ページではノンブルがページの内側、
ちょうど本をとじてある部分にかかってしまう。
「どうしたら直せるの?」とノンブルの間違いについて教えてくれた人に尋ねたところ、
「偶数ページと奇数ページでノンブルの位置を指定できるはずです」
とのこと。
「もしわからなかったらWordファイルごと送ってくれたら直しますよ」
とまで言ってくれた。
なんだか情けないぜ。自分でがんばって直そう。
(ちゃんと直せました)
・大きさをA5にしよう
実際に測ってみたところ、私が思い描いていたのはどうやらA5サイズだったもよう。
原稿をA5サイズに修正し直して、A5で作成を依頼しよう。
・奇数ページのタイトルの位置を変えよう
これはまったく思いつきもしなかったのだけど、
左側のページ(奇数ページ)の右端ギリギリにタイトルを書いてしまうと、
ページをめくったときちょうど綴じてあるところにかかってしまい、読みづらいのだった。
なので、右側のページ(偶数ページ)は右端ギリギリまで文字を書いていいけど、左側のページ(奇数ページ)はすこし余裕をもたせて、
何行か空けてから文字を載せるようにしよう。
以上の4点を直して、もう一度、また一冊だけ刷ってもらおう。
失敗したら直せばいいし、何度でもやり直せるんだから大丈夫。
(文学フリマまでには完成させて印刷しないとだけど大丈夫?)
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修正した結果についてはまた後日、ご報告します。
現段階(4/8)ではまだその修正後の「一冊お試し製本」が届いていないので……。
次回は文学フリマへの出店申請について書きます。
(文学フリマ東京36の申請締め切りは過ぎていますので、参考にされる場合は次の機会にどうぞ)
また次回もよろしくお願いします。
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ここから先は、過去の日記のような詩のようなものを載せます。
たぶんここ以外にはどこにも出す予定のないものです。
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まぼろし
その日の 朝は お腹が 痛かった
行くのをやめようと思ったけど 行った
公園とか 港の見える海は港の見える街公園
みたいなところ 行った
蚊がすごいんだ 刺された
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