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ねぎらいの焼うどん

最近我が家の日曜日の夕食は“焼うどん”が定番だ。昼食じゃなくて夕食。
以前は毎週末“お家焼き肉”の時期があった。それに比べるといろんな意味で随分とレベルが下がってる。
元々旦那さんが焼うどんが大好きなのだ。毎週末一緒に買い出しに行くようになって、お家焼き肉が定番になったのもそもそも旦那さんの意向だった。私ってば、旦那さんの意向を尊重するなんぞなかなか良い奥さんではないか。ただ、毎週焼き肉は結構キツかった。お店で食べるよりお安いとは言えやはりそれなりにお金はかかるし、何より飽きた。家族の誰からともなく「もう焼き肉は当分食べなくてもいい」という雰囲気になって、やめた。
そして今は焼うどん。当初は焼うどんと焼きそばを交互にしていたが、結局焼うどんが勝った。最近はうどんも中華めんもスーパーでは一玉30円くらいで売っている。安い時は19円とかの時もある。今日なんて、税抜8円、税込9円だった。ワンコインて、10円の場合もそう言うんだろうか。10円でおつりがくるなんて、とにかく安い。安すぎる。
ところが、同じ安いにしても、うどんと中華めんだとなんとなくうどんが勝つ。何故なら安い中華めんは焼きそばにしてもやっぱり麺が美味しくない。それに比べるとうどんの方は、多分かけうどんやざるうどんにしたら美味しくないかも知れないが、焼うどんにしたらそれほど安さ(不味さ)を感じない仕上がりなのだ。それで焼うどんが勝った。
飽きないように具は工夫する。定番の豚肉、キャベツ、玉ねぎ、にんじんに加え、茄子やカボチャを入れたりお肉を挽肉にしたり鶏肉にしたり。餡かけうどんにしたり。(見出し画像は今日のもの。シンプルに豚肉と玉ねぎ、そして枝豆と天かす。ソース少なめでその分塩胡椒をきかせた。)
以前お祭りの屋台で焼うどんを作っているのを見ていたら、鉄板の上でうどんをほぐすのに麺つゆを使っていた。これは良い、と思いそれ以来その技をいただいた。お水でほぐすよりちょっとだけ味が付いて美味しい。
日曜日の夕食って、また明日から仕事だと思うとなんとなく手抜きしたくなってしまうのが私の常だった。そんなこともあってか、旦那さんの意向である毎週日曜日の焼うどんは、私にとって手抜きギリギリのメニューだ。
もしかすると、旦那さんはそんな私の横着心を見抜いて、平日のねぎらいの気持ちも込めて、簡単に済ませられるようにと焼うどんを提案してくれているのかもしれないな。作るのは私だけど。

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