見出し画像

初めてのJ


次女とちょっとした小旅行。旅行とはいうものの主な目的はライブ参戦。平日だったので、私は午後から休みを取っての一泊二日のライブ旅行へいざ。田舎に住んでいて一番不便を感じるのは、行きたいライブが近くで開催されないことだ。もちろん県内のホールで色んな催しはあるが、大がかりなセットを要するようなライブには適さないので、そういうライブに行こうと思うなら万単位の交通費をかけて足を運ぶ必要がある。そして今回がそのケースだ。


みとんさん、誰のライブに行ったの?


はっきり言おう。ジャニーズだ。ジャニーズのSnowManだ。正直に言おう。私はSnowManが大好きだ。だから、交通費がかかっても良いのだ。ぶっちゃけ、今SnowManのライブのチケットはなかなか取れない。いや、ジャニーズ全般に言えることだ。今回は平日だったから当選したのかも知れないが、だとしても、どっちにしろ(次女いわく)「これを逃したら、もう一生行けないかも知れない」ライブ、だそうだ。そして、私にとっては初めてのジャニーズのライブ参戦だ。


知らない方のために。
実はジャニーズのライブには様々なルールがある。もちろん常識的に考えれば一般的なことも含まれるが、ジャニーズならでは、のルールもある。例えば、応援うちわの大きさ。これ、規定がある。規定より大きなものは持ち込めない。うちわ以外の、応援ボードとかもNGだ。ジャニーズファンはうちわにものすごい労力を費やす。公式グッズもあるが、それとは別に自作のうちわを持って行く。推しのメンバーの名前が書いてあるもの、そのメンバーから受けたいファンサービスの内容が書いてあるもの(例えば“指ハートして”など)など、複数枚を持って参戦する。この、“ファンサービス”略して“ファンサ”がジャニーズファンの肝である。何をして欲しいか、それがもらえるかどうか。また、うちわを振る場合は胸より高い位置で振ってはいけない。“周りの人の迷惑にならない”ことが大事。まぁこれは、ジャニーズのみならずどんなライブでも大事だとは思うけど。


大体のライブにおいていつも“自由演技”な私は、このルールを結構窮屈に思っていたし、“思わず”ルールを外れてしまったら、とか思うと、結構緊張していた。それと、やはりファンの年齢層を考えると、“場違い”的な気後れも感じていた。若い人たちに混じってどんなもんなのかと。


だけど、始まってしまったらうまく流れに乗れた気がする。コロナ禍で“声を出しての応援”がNGだったことも私には良かった気がする。
さすがに、ライブが始まってメンバーが最初にステージに現れた時には若干「きゃあーーー」という声が皆出てしまったけど、後はよく我慢して、拍手とペンライトの応援に徹してたと思う。もし、あの「きゃあーーー」の中にずっといなくちゃいけないとしたら、やっぱりちょっと気後れしちゃったと思うのだ。なので、初めてのジャニーズのライブが、大好きなSnowMan、しかも歓声の無い落ち着いた雰囲気だったことは、私にとってはラッキーだった。


少しめんどくさい話になったが、ライブ自体はとても楽しかった。今回はペンライトが白一色だったので、会場全体が白に統一されていた。ジャニーズの各メンバーにはそれぞれ“メンバーカラー”というのが割り当てられていて、本来なら自分の推しメンのメンバーカラー(メンカラ)のライトを振って応援するのが常だろう。だが今回は白一色。ファンとしては推しメンのメンカラを振りたいところをグッと我慢したと言って良い。中にはチラホラ、メンカラのライトを振っている人もいるにはいたが、ほんのひと握り。後のファンは、良くぞ我慢して白に統一したね、と私は褒めてあげたくなった。それだけで、何となく会場全体の一体感とかファンの団結力みたいなものに繋がる気がするのだ。


そういう意味では、いろんなルールがある中でちゃんとルールを守っているファンの人たちが愛おしく感じるし、そのルール内で出来ることを精一杯やってるファンの人たちは尊い。行く前には、若いファンの人たちのことをちょっと怖くも感じていたけど、実際行ってみたら、親娘で来てる人も少なくなかったし、「オバさんのくせに」みたいに嫌な思いをすることも全く無かった。ちょっと誤解していたかも。


あれ、SnowManの話をせずに、ファンの人の話ばかりになってしまった。私にとってはSnowManのファンの人たちは同志であるので、これからもファン同士仲良く盛り上げていきたい、そう思えたライブ参戦であった。めでたし、めでたし。



この記事が参加している募集

イベントレポ

業界あるある

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?