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ワーママ4年生の子連れ出張記 三重・尾鷲編

こんにちは。広報グループのかとうです。

先月、三重県尾鷲市で表明された「ゼロカーボンシティ宣言」
宣言に伴い、当社や当社の参画するイノヴェイション・プラットフォーム「Sustainable Innovation Lab(SIL)」をはじめとした様々なセクターが、尾鷲市をフィールドに「脱炭素」と「教育」を基盤とした「22世紀に向けたサステナブルシティ」実現への取り組みを進めていくことになりました。

3月1日には尾鷲市での記者会見を予定していたので、実家に子どもを預けて出張する段取りを組んでいたのですが、直前でいろいろあり急遽都合がつかなくなったとの連絡が!
他に当たれる先はなく、ダメ元で連れて行ってもいいかどうか社内で相談。結果は…
「記者会見に差し支えなさそうなら、大丈夫!」
社員のライフステージに合わせた柔軟な働き方を許容してくれる会社のおかげで普段から子育てと仕事の両立を大いに助けられているのですが、本当に理解ある環境で働かせてもらえているなと改めて感謝を深めました。
SILメンバーの皆さんも、SIL参画自治体である尾鷲市チームの皆さんも子連れでの参加を快諾してくださり、優しさに咽び泣きつつ出発。ワーママとして働きはじめてからの約4年で初の子連れ出張、不安な母とは裏腹に子どもは大喜び。
張り切ってスーツケースを引き、東京から新幹線と特急電車を乗り継いで、約5時間かけて到着しました。

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なぜ子どもはこんなにもスーツケースが好きなのか

到着後、今回のプロジェクトでご一緒する尾鷲市役所の芝山さんが駅まで迎えに来てくださり、会見の準備のためすぐに熊野古道センターへ向かいました。
古くから林業や漁業のまちとして栄えてきた尾鷲。海と山がどちらも近く、美しい自然に恵まれていること、様々な種類の美味しい魚介類が獲れることなど、道中で魅力をたっぷりガイドしていただき、本当にこのまちを大切に思っていらっしゃるのだなあと、あたたかい気持ちになったことを覚えています。

熊野古道センターと尾鷲の山々、走り回る5歳児

そうこうしているうちに熊野古道センターに到着。6000本以上ものヒノキを使用して建てられた建物と尾鷲の山々が織りなす風景は、まるで絵画のような美しさ。お天気にも恵まれ、とても気持ちのよい時間でした。
雨が多く土地の養分が流されやすいため、生育にとても時間のかかる尾鷲ヒノキ。そのぶん年輪の幅が細かくなることで強度が上がり、丈夫で美しいツヤのある良質な木材になるそうです。

プレスリリースのメインビジュアルと登壇者の手持ちパネルも、尾鷲ヒノキをモチーフに!尾鷲ならではの素敵なプレゼンテーションになりました。
素晴らしいデザインは Next Commons Lab/Sustainable Innovation Labの白水さんによるもの。手持ちパネルはチームのみんなで手作りした、思い出の品です。 

今回いちばんの懸念だった「会見中に子どもがおとなしくしていられるか?」も問題なくクリアし、一安心…
無事に会見は終了し、おかげさまでたくさんのメディアにも取り上げていただきました。詳細は下記をご確認ください。

プレスリリース:2050カーボンニュートラルを目指す三重県尾鷲市と協定を締結「22世紀に向けたサステナブルシティ」実現へ

メディア掲載実績:三重県尾鷲市のゼロカーボンシティ宣言について、NHKニュースWEBなどで紹介

仕事のあとは、尾鷲の食もしっかり堪能。新鮮で夢のように美味しい魚介たち…。
左は尾鷲名産のガスエビ。海老が苦手なはずの5歳があっというまに食べてしまい、1ヶ月以上経つ今でも「ガスエビたべたい」「はやくまた尾鷲に行きたい」というほど忘れられない味だったようです。
 
自然や食ベ物の素晴らしさは言わずもがなですが、個人的にこの出張でいちばん感動したのが尾鷲の皆さんの優しさでした。ベテラン世代から大学生までが混ざり合うSIL尾鷲チームの皆さんはもちろん、いろんな場所でお会いする住民の方々や施設の職員さんなど…どんなシーンでも自然に子どもを受け入れ、優しく声をかけてくださる方ばかりで、本当に嬉しかったです。
 
前述の通り、尾鷲では「22世紀に向けたサステナブルシティ」実現のためのテーマのひとつとして「教育」を掲げており、豊富な自然資源を活かして大人と子どもが一緒に学び、遊べる居場所をつくるための準備をすすめています。
人口約17,000人のうち約半数を65歳以上が占め、少子高齢化が進む尾鷲のまち。昔からこのまちを愛し住み続けている高齢者の皆さんとこれからを担う子どもたちとの接点となる居場所をつくることで、新たな関係人口やイノベーションが生まれ、尾鷲の未来に繋がっていくイメージが肌で感じられる体験となりました。
尾鷲での取り組みが、地域やまち単位で一緒に子どもを見守り育てていけるコミュニティ形成のモデルケースになることが心から楽しみです。着々と進行中の本プロジェクト、続報をぜひご期待ください!

●前回の記事

三ッ輪ホールディングス株式会社 広報 かとう
アパレルや飲食業界などで販促・広報の仕事を経験した後、2019年に三ッ輪産業に入社。2019年10月に設立された三ッ輪ホールディングス株式会社では社長室で広報部門の立ち上げに従事。現在は広報グループのマネージャーを務める。建築と美術、料理が好きな一児の母。


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