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ありがとう、保育園

こんばんは、みつまめです。

次男が保育園を卒園しました。
長男は1歳児クラスに入園、次男は生後7ヶ月で0歳児クラスに入園しました。
私と夫は、子どもたちと一緒に丸10年間保育園に通い続けたことになります。

最終日は長男が1歳児クラスでお世話になった先生もまだ残っていてくれ、無事にご挨拶できました。
次男以上に私が寂しくて仕方なく。
卒園式や謝恩会でも泣きましたが、先生方にご挨拶し、大号泣してしまいました…笑

我が家の子育てに伴走してくれた、保護者としても大切な場所でした。
我が家の保育園での物語を、振り返り系noterの本領発揮で記録しておきます。


実は違う保育園に通う予定だった

長男1歳になりたての2月末、わたしは落胆していました。
保育園の利用承諾書が届きホッとしたものの、中身を見たら第4希望の保育園でした。

第4希望は公立の認可園。見学に行ったとき悪くはない雰囲気でしたが、設備の古さや昔ながらのルール(おむつ持ち帰りとか)、立地が気になっていました。(結構な長い急坂の上にある)
あと私の住む自治体は、公立園の延長保育が私立園より1時間も短いんです。
利用内定後に転園希望が出せるので、第4希望に通いつつ空くのを待とう書類を出しました。

そして第4希望の保育園の説明会に出て、そろそろ準備しなきゃと思い始めた3月上旬の夕方、知らない番号から連絡がありました。
たまたま電話を取ったら、何と転園希望先に空きが出たと…!
晴れて兄弟で10年通った、今の園に入園することになったのでした。

入園説明会は終わってしまっていたので、当時の主任の先生とマンツーマンで説明していただきました。
その説明会の日が、入園式の10日ほど前。

お昼寝布団のカバーが独自の規格だったので大物の縫い物が発生してしまい、1週間位で慌てて準備をしたのは今でも良い思い出です。
バタバタすぎてあまり記憶ないけど。

発達ゆっくりだった1歳2ヶ月、保育園で急成長する

長男は発達がわりとゆっくりで、寝返りもハイハイも遅めでした。
当時周りに長男と同年齢のお友達もおらず、育休中は長男とふたりか、私の友達など、大人と過ごすことが多かったです。
子育て支援センターは、私が周りの子の発達と比べて焦ってしまうのであまり行っていませんでした。

長男の保育園入園時はハイハイ全盛期で、たまーにつかまり立ちしてるかな?程度。
そんなのんびり長男、どうやら保育園でまわりのお友達に刺激を受けたらしく。
あっという間につかまり立ちをマスターし。
なんと入園2週間で歩き始めてしまいました。

保育園って、お友達パワーって、すごい。
私みたいに子育て上手くない人見知りな母親とべったり過ごすより、保育園に行ったほうがよっぽど子どもの発達に良い!

保育園入園したての朝の恒例行事(ギャン泣き)や、感染症の洗礼に、早速心が折れかけていました。
しかし、長男の急成長を目の当たりにして保育園に預ける事についての罪悪感は一気になくなりました。
周りに「小さいうちから保育園に預けるなんて」なんてゴチャゴチャいう人の意見も気にならなくなりました。
あーいう人たちは、我が子の発達や成長に責任持ってくれるわけではありませんし。
なんか耳障りな音が聞こえるな〜くらいの気持ちで無視してヨシ!

長男はじめてのお友達

保育園って保護者同士の関わりはあまりありません。
基本送り迎え時にあった人にさらっと挨拶する程度。
特に0−1歳児はお友達のお名前を呼べるわけでもないし、誰がどの子か親もあまり把握していなかったりします。

そんな感じで淡々と会社、保育園、家を日々行き来して1年。
2歳児クラスの4月、懇談会のあとに声をかけてくれたママがいて、連絡先を交換しました。
保育園の日常写真によく一緒に写っていて、多分気があう子なんだろうな〜と思っている子のママでした。

我が家は当時朝早く、夕方は延長保育ギリギリの時間に駆け込む生活。
同じクラスの子とほとんどお迎えが被りませんでした。
どうやら朝早い組の長男は、行き渋ってるその子が登園してくると近寄ってきて、「遊ぼ〜」って声をかけに行っていたようで。
その子のママに「ずっと感謝してたんです!」と熱めに声をかけられました。笑

長男は繊細で、男児にしては大人しい子。
お友達と上手くやれるのか心配していました。
それが保育園に通って1年、社交性も身につけていたようで…!
ほかにも、お迎えで一緒になり、長男に何故か靴を履かせてくれようとする同じクラスの女の子に遭遇したりして。
(2人とも2歳児)

なんだかんだ上手くやっているようで安心した出来事でした。

なお、はじめてのお友達、小学校も学童一緒。本人たちもずーっと仲良しです。
長男いわく「◯◯は幼馴染で親友!」とのこと。
家族でもゆる〜く付き合いを続けていて、先日も2家族でアスレチックに行ってきました。

小学生の時点で10年も仲良しな友達がいるって、保育園児ならではなのかなぁ…と思います。

長男、朝のはげしい登園拒否が始まる

長男のはげしい登園拒否が始まったのが、3歳になりたて、次男妊娠6ヶ月頃。

誕生日直前にインフルエンザに罹り、1週間私と家でべったり過ごしたのがどうやら嬉しかったらしく。
忘れもしない、インフルエンザあけの2月中旬の月曜日。
その日を境に登園拒否が始まりました。

入園した頃以上にはげしく泣くことに始まり。
ロッカーに荷物を入れている一瞬のスキをついて脱走したり。
玄関で靴を脱がせた瞬間靴下で脱走したり。
走行中にジュニアシートのシートベルトをすり抜けて、車から降りようとしたり。(チャイルドロックかかってて本当によかった)
家を出る前に逃亡して、お風呂場に立てこもったり。

既に入園して2年、来年から3歳以上児クラスに上がる年齢。
ギャン泣き大暴れで登園する子は誰も居なくて、悲しいやら情けないやら。
妊婦なので暴れる子を抱えて登園するにも身体がしんどいし。
とはいえまだ産休に入れる状況でもないし、どうしても出社しなければなりません。保育園へ行ってくれないことには非常に困る。

なお、朝さえすぎればケロッと泣き止み、普通に楽しく過ごしているらしくて。
本人は「保育園楽しい」とは言っていたので、なんで朝だけそんなに泣くのかわからず、本当に困っていました。


3歳児クラスに上がっても登園拒否は続きました。
外遊びの機会や行事も増えるし、お友達との関係も本格的に出来てくる年齢。出来れば保育園で過ごして色んな経験をして欲しい。
一緒に過ごす時間が足りてないのか。
でも土日ずっと2人だし、これ以上一緒にいる時間を増やしたからってただ何もせず家にいるだけ。 
休ませてもいいけど、でも1回行かなくていいよ、としたらずっと保育園に行けなくなるのでは?

こんな感じでとにかく悩みましたし、よく泣いていました。(私が)

どうやら一種の赤ちゃん返りだったようで、4歳児クラスに上がり、次男も入園したタイミングで登園拒否はぱたっとなくなりました。

某宿泊施設のCMみたいに、活きよく暴れる長男を抱えて登園し続けた夫は今でも語り草です。笑

次男、0歳児クラス入園

次男は7ヶ月で0歳児クラスに入園しました。
内心決まらなきゃいいのに、と思い長男が通う園のみ希望を書いて提出したのですが、無事(?)利用承諾書が届きました。
保育園、比較的激戦な地域ではあるのですが…兄弟加算のパワーが凄い。

本当は育休復帰が嫌すぎたのですが、保育園決まらないことには転職活動も出来ないし…ということで入園したのでした。

(結局一度復職して即転職活動開始、GW明けには退職の意思を伝えていたのでした。)

次男は長男のときよりも感染症で休むことが少なくて。
さらに長男送迎で毎日一緒に保育園に行っていたからか、最初から泣かずに登園できました。
離乳食もお昼寝も特に心配するようなこともなく。

次男も発達ゆっくりめ、かつスタンダードなはいはいではなく尻ばいする子で。
気にはなっていましたが、2人めの気楽さで「まぁ、大丈夫でしょう」くらいに思っていました。

なにせ長男のほうが身体も弱く、HSCのケがあって時々扱いが難しく。
いつもニコニコご機嫌な次男の心配はほぼしていない気がします。

長男卒園

繊細で場所見知り、人前も大の苦手で運動会では大体泣いて逃亡する子だった長男。

長男のクラスは第2子以降の子が多かったせいか、人懐っこくて物怖じしない子が多かった印象があります。
長男も年長の1年間で周りのお友達に刺激を受け、行事や運動会、発表会なども無事にやりきり。

わたしは行事のたびに泣き、昼寝がなくなっては泣き。
何かある度に涙腺緩みっぱなしでした。

そして年長の年明け。
コロナウィルスが流行しはじめ、世界中が混乱しはじめました。
これからどうなるか、まだ誰にもわからない頃。
卒園式自体も出来るのかあやしい…という状況でしたが、最終的には規模を縮小・謝恩会はプレゼントを渡すのみ、という事で実施してくださる事になりました。
卒園式当日は、入口で参加者全員が検温。
親まで検温というのはあとにも先にもない光景だったかもしれません。
保育園のしめくくりに、親まで37.5℃の壁…と思って、当時は不思議な感じでした。
(後々検温結果を会社に提出したりするのが当たり前になりましたね)

卒園式自体は素晴らしく感動的で、やっぱり泣きました。
長男はママが泣いてるのを見て泣きそうになっちゃったけど我慢したんだよ、と言っていました。
6歳児でも卒園式で泣く親の気持ちが、なんとなく理解できるんだなぁ…と繊細な長男らしさを感じた出来事でした。

なお、4月に緊急事態宣言で小学校が一斉休校になり、入学式は延期になりました。
保育園の卒園式、実施するという決断にも勇気が要ったと思います。
実施していただけて、本当にありがたかったです。

次男とたびたびリモートワーク

次男は2歳児クラスに上がった年からコロナ禍でした。
親が参加するような行事は基本中止(子どものみ参加)
通っていた保育園ではシフトを出せとか厳しいことは言われなかったものの、在宅勤務できる人がいれば極力自粛を…といった雰囲気でした。

保育園って基本的にインフルエンザが流行ろうが休園することはありません。
が、当時はコロナ感染者が1人でも出たら休園していました。
緊急事態宣言中に感染者は出なかったですが、第2波、第3波と感染者も出てきました。
たびたび休園し、その度子連れ在宅勤務をしていました。

3歳なりたての頃は10分おきに声をかけられ、なかなか間が持たない事もありましたが、回を過ごすごとに慣れ、最終的にDVDと知育パッドを時間無制限にすることで勤務時間中保つようになりました。
自分でパズルを出してきて黙々と遊んでいることもありました。

普段何かと長男から構われがちな次男、実は長男に口出しされずに遊べる環境って珍しくて。
割と一人遊びも満喫している様子にちょっと救われました。
会議中、たまに陽気な次男の歌声が入ってしまい、笑われたりもしましたが…笑

学級閉鎖で長男と過ごした時、長男のほうが頻繁に声をかけてきて困ったので、本人の気質や性格によるのかもしれませんね。

少しずつ行事の機会が戻る

次男5歳児クラス(年中)くらいから、少しずつ行事が戻ってきました。
運動会や発表会は例年通り、親子遠足はバスは使わず近所の公園までお散歩、という形で戻ってきました。

行事が始まってみて、次男は緊張したり恥ずかしかったりするとふざけるタイプであることが分かりました。
長男が泣いて逃亡タイプだったんですが、次男はそっちか!と。
あと、兄弟共に人前は苦手だし、次男は次男で繊細で、周りを気にするタイプではあるんだという事も分かりました。
人前に出るような経験って慣れだと思うので、年長児になるまでにそういった経験ができて良かったのかな、と思います。

いよいよ次男卒園

今年度に入ってコロナは第5類に移行。
年長の行事はコロナ前のように行われるようになりました。

クラス懇談会、夕涼み会、運動会、親子遠足、発表会、我が家は無事に参加できました。

…が、例年にないインフルエンザの大流行で運動会や遠足、お休みの子が出てしまい、発表会は全員では出来ませんでした。

なお緊張しいの次男。運動会は終わりの挨拶担当だったのですが運動会直前に発熱しお休み。
ペアの子も翌日発熱しお休みしていました。

運動会当日、熱は下がっていたのですがペアの子がくるかどうか不安になってしまい「行きたくない!」と家を出る前から暴れて大泣き。
何とか連れていき先生に引き渡し。しばらくは会場の隅っこで拗ねていました。
なお、ペアの子も復活していて、「一緒に頑張ろう」と声を掛けてくれて。運動会開始時にはなんとか復活して参加できました。

発表会も出発前はテンションが低かったものの、行かないとも言わずすんなり参加できました。
結構はっきり堂々とセリフが言えてたし、歌もカンペキで何だか泣けてしまいました。

12月には転職した関係で、お迎えが1番最後になることもしばしばありました。
でも、同じく遅い組の2歳児さんを可愛がって、面白い動きで笑わせたりして仲良くなっていたり。
第二子、末っ子だけど意外と小さい子が好きで、関わり方も上手なのは新しい発見でした。

卒園式では証書を立派に受け取り、「大きくなったら◯◯になりたいです」の一言もまっすぐ前を向いて、大きな声で言えました。

保育園の周りのお友達の影響だったり、本人の頑張りだったり。
あんにな小さくて、入園時はお座りがやっと安定したくらいの時期で。
運動会はあんなに泣い暴れて拗ねていたのに…!

0歳児入園だったぶん、たくさんの先生方に関わって貰えて。本当によかったと思います。

番外編 謝恩会と保護者代表

長男次男が卒園した保育園は、保護者有志で卒園記念品の準備と謝恩会を実施をするのが例年の習わしでした。

同じ保育園の卒園児で、現年長児の兄姉たちの中では1番歳上な長男。(さらに、準備期間はコロナ禍前で、縮小前の謝恩会の計画まで知ってる)
これはうちが動いたほうが良いよな…と気を使って自主的に声掛けしてグループLINEをつくったり、各年代の事例を共有していたところ、知らないうちに「発起人」で「保護者代表」になっていました。
私全然そういうタイプじゃないのに…笑

途中から強力な助っ人が現れ、会計係、記念品係、担任へプレゼントするフォトブック(+謝恩会用動画)制作係、謝恩会実施係に分かれ、それぞれのチームリーダーを買って出てくれました。

わたしは全体の進行管理をしつつ、フォトブック制作係の進行管理、計画と動画制作を進め。
成り行きで謝恩会の会場設営の計画、準備〜終了までのタイムスケジュール計画&進行管理。
機器準備と動画放映、さらに謝恩会での保護者代表挨拶(謝辞)まで担当することに。
わたし働き過ぎでは…?

というのも、謝恩会のチームリーダーが理解力が足りないというか、人の話を聞かないというか。
正直な言い方をすると、話があまり通じない人でして…。
その割に自己主張が激しく「やった感」を醸し出す割に、口ばかりで何もせず。(ただし悪意はなさそう)
パッと見ではまともそうにみえたのに、途中から他のチームリーダーたちと「なんか…変じゃない?」となりました。
一時はその人のせいで謝恩会の実施すら危うくなり。
他のチームリーダーと結託して、なんとかやり切ることが出来ました。

謝恩会は先生方から好評で大成功。
さらに私の保護者挨拶、ママたちを泣かせ、パパたち(特に年齢上めの方たち)にも好評だったそう。
何人かのママが、「旦那さんが"立派なあいさつだった"って言ってた」、「"保育園をすごく立てていて、さらに◯◯ママにしかできないような内容だった"といってた」と教えてくれました。
挨拶にも動画にも感動した!とわざわざ個別に連絡をくれたママがたくさんいたのも嬉しかったです。

あと、(謝恩会係の変なママは置いておいて)それぞれのママが出来ること、得意なことを出し惜しみなく発揮して、しかもテキパキ動いてくれて。
保育園ママって働いている人が多いからこそ、それぞれが何かしらのプロなんだな〜と実感しました。
この保育園で素晴らしいママたちに出会えて、しかもチームで動く楽しさを久々に思い出させてもらい。
頑張って良かったな、と思いました。

そして卒園の日

3月最後の金曜日。
時差出勤で早出にして、長男をピックアップし、いつもより30分早くお迎えへ行きました。

担任の先生や、延長保育でお世話になった先生など、会いたい方には無事にお会いできて、ご挨拶出来ました。
次男の担任は長男が1歳児クラスでお世話になっていた先生でもあり。
「長男くん、ストローで牛乳飲めなかったんですよね」とか「登園拒否凄かったですよね」とか。
「次男くんは淡々とクールな子だと思ってたけど、年中くらいからひょうきんな面も見せてくれるようになりましたね」とか。
2人で泣きながら、長男と次男の話をずっとしていました。

もうここに来ることはないんだと思うと名残惜しすぎて。
後ろ髪惹かれる思いで園を後にしました。

10年間お世話になった保育園。
ついに「保育園児の母」も卒園となりました。

明日から次男は学童デビューです。
学童には次男の習い事で知っている新2年生の子がたくさんいるし、同じ保育園の1年生もいます。
本人はお弁当が楽しみだとしか言いませんが、それなりに楽しみにはしているようです。
(これから給食開始までの2週間は毎日お弁当なんだと若干憂鬱な気持ちになりつつ…)

明日から4月。
子育てはまだ続きます。
小学生兄弟の母として、ぼちぼち進んでいこうと思います。

*****

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