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「知識の大きな目的は、知識そのものではなく、行為である」

今回のタイトルはイギリスの生物学者で『ダーウィンの番犬』と呼ばれ、当時ダーウィンを弁護していたトマス・ヘンリー・ハクスリー(Thomas Henry Huxley)のことばです。

前回のnoteでもちらっと書きましたが、知識は自分にとどめてるだけでは意味がなく、アウトプット行動(行為)に移さなければいけないようです!

前回のnoteは下記からご覧いただけます。

そこで今回はインプットしてきたもの、それについてどうアウトプットしていきたいのかをざっくり書いていきたいと思います。

自分自身は前職(博報堂DY時代)で働いているときに行政書士という国家資格(2018年1月合格)、現職(外資系広告代理店)で宅地建物取引士という国家資格(2018年12月合格)を取得し、これらの業務をする上での最低限の『知識』は取得(インプット)することが出来ました。

これらの資格を持っていると「なんでそんな資格を取得したのか?」や「どんな仕事をするの?」等の質問をよくいただくので、自分が今後やっていきたいこと2020年の目標)も踏まえて書いていきたい(アウトプット)と思っております。


以下のタイトルで今回はお送りしますが、今回は3600字程の大作となっておりますのでお時間がない方は興味のある箇所のみご覧ください。

それではどうぞ!!


1. なんで資格をとろうと思ったの?


大学時・卒業後に働いていた会社がアパレル会社(Tin Pan Alley→United Arrows→Dior)で、セールスやVMD(MerchandisingをVisualの観点で行うこと)、マネジメント等、幅広く業務を行ってました。

当時はセールスにこだわりがあり、販売単価・客単価が高い客層を相手に仕事をしたいと思い、ラグジュアリーブランドまでステップアップしたのですが、同時に『服を売る』というモチベーションがいつまで続くのか、5年後もこの仕事をしているのかと考えた時に自分の中で少し疑問をもちました。

そう考え出した時には今後どこでも働けるような力を身につけた方がいいんじゃないかという思いが強くなり、働きながら行政書士の勉強を始めることにしたのがUnited arrowsからDiorに移る前ぐらいだったかと思います。


なんで行政書士を選んだのか?』は自分でも少し不思議なところがあり、当時は以下のポイントで考えてました。

1.国家資格で業務独占資格であること
  →資格を持っている人しか仕事が出来ないので参入障壁がある
2.取得すれば、業務経験なく仕事を始められること
  →自分の好きな仕事をしたいと思っていたので、弟子入り制度はNG
3.働きながら独学でも取得できそうであること
  →金銭的に学校に通うや仕事を休職などの選択肢はなし
4.転職時にポテンシャル人材であるとアピール材料にできること
  →不得意の分野でも結果を出すまで諦めず取り組んだという実績になる

26歳前後?でこんな風に考えていたのは、アパレル業界に進んだことで周りの大学の友人とは少し違う道に進んでいるという違和感劣等感があったからで、どうにか自分で新しい道を広げれるよう考えた結果の行動だったと思います。

今思えば高校はほぼスポーツで入学、大学はエスカレーターで商学部に在籍していたので、法律どころか勉強自体と無縁で国家資格の取得を決断したのはかなりサイコパスでした…

そんな環境で育ち、働きながら勉強すること約3年。合格点ぎりぎり(180点/300点満点)でなんとか合格することができました。



2. 行政書士の仕事って?


よく行政書士の仕事って何するのや司法書士(登記に特化している士業)と間違えられるときもあるので、ざっくりではありますが柱となるメイン業務をご紹介いたします。

① 官公署へ提出する書類、権利義務や事実証明に関する書類を作る「書類作成業務」
② その申請を代わりに行う「許認可申請の代理」
③ クライアントからの相談を受け、アドバイスを行う「相談業務」

たとえば「合意書」や「示談書」などの契約書作成、遺言書の起案・作成、飲食店出店時の営業許可取得、最近では海外から日本に働きに来る人が増えたので在留資格を取得するなどの幅広い業務を行うことができます。

要は役所に出す書類作成業務・クライアントに代わって許認可申請の代理を行いお金をいただくのがメイン業務です。またお気づきの方も多いと思いますが、これらの仕事は実は個人でももちろんできるものばかりで、お金をいただいて仕事としてできるのが行政書士ということになります。

ではなぜ行政書士が必要か?それは事業主などが開業前や新しいことを行うときには時間がなく忙しいから、細かくてめんどくさいところは専門家に委任するためだと思ってます。

正直自分自身もあまり必要のない仕事だと思ってしまっているし、AIが今後発達していくと行政書士は93.1%という高い代替確立にもなっています。

ちなみに士業全般では税理士92.5%、弁理士92.1%、公認会計士85.9%、社会保険労務士79.7%、司法書士78.0%、弁護士1.4%、中小企業診断士0.2%の順番で代替確立が高くなってます。
参照: https://gentosha-go.com/articles/-/17804

こういったファクターがあるので自分自身は③の「相談業務(コンサル業務)」を中小企業から顧問契約という形で結んでいきたいこと、東京で働いてることや広告代理店で働いていることもあるので行政書士業務と併せて地方創生に関わることをしていきたいと思ってます。



3. 宅地建物取引士の仕事って?


そんな代替確立が高い士業の中で、最近士業にレベルアップした国家資格が宅地建物取引士(宅建)です。2015年4月以前までは宅地建物取引主任者という名称でした。ちなみにこの資格は宅建業においては人数の設置規定があったり、業務が独占で合ったりとコスパが非常に高いです。

実際私は行政書士に合格してからの10カ月ほど会社の行き帰りなどのスキマ時間に携帯のみ(Apple Booksで参考書と問題集を購入)で勉強して運よく取得することができました。

そんな資格ですが、実際どんな仕事ができるのか不明な方も多いと思います。だいたい大きなところはこちらの2点です。

①宅地建物の取引の契約締結の際に、重要事項説明をする
②宅地建物の取引の契約締結後に交付する書類に、署名や押印をする

不動産屋さんに行って家を借りるときに、念仏のように永遠に唱えられるのが上記の1です。その交付書類の印鑑を押して、責任を取るというのが2です。

不動産が高額商材なのであまり知識がない消費者に不利な契約にならないようにこれらの資格があるという感じですが、やはり一番のポイントは宅建業を営業するためには営業所は宅建士を〇人以上設置しなければいけない規定があることだと思います。

もし周りの友人の不動産屋さんで宅建士を探しているなどの案件があれば是非気軽にお声がけ下さい。フットワーク軽めにお話をおうかがいさせていただき、ご協力できることがあれば対応させていただきます。



4. これから何がしたいの?


ここから本題です!

これからというと幅が広すぎるので2020年にやりたいことに関することを上記内容をふまえまとめました。

1.現職はもちろんフル稼働でプランナーとしてレベルアップ
2.行政書士として中小企業と顧問契約(都内の1社)
3.行政書士として地方創生に関わる知識向上と人脈を築く
4.宅建士として不動産知識を増やし、役立つ情報をアウトプットしていく

現職ありきでいろいろさせてもらっているので、まずは現職でチームとクライアントに貢献することがもっとも重要なことだと考えてます!それありきで2~4は実施できれば、新しいことにも取り組めて、今後の自分の糧になる仕事ができるので充実した2020年になるはずと考えてます。

知り合いに中小企業の社長がいる、自分の地元にはこんな名産や名の知られてない観光スポットがあるが廃れていってるなど何でもいいのでなにかあれば是非お話を聞かせてください。(住んでる方は魅力あるものに慣れ親しんでしまい、気付いていないパターンが非常に多いです!)

自分のできることとしては、今までの知識や経験から物事を客観的に見て、今なにが必要で、なにをやらなければいけないのか、それはどうやってやっていけばいいのかを提案・一緒に実施していくことだと思います。



まとめ


ファッション・広告・行政書士・宅建士と幅広い知識を学んできたここ数年ですが、やはり学んだだけでなく誰かに伝えることやこれからどう活かしていくのかが重要だと思ってます。

昔は知識のある人やいろんなことを教えてもらえる場所に人は集まっていたと思いますが、Internetで何でも調べられて、YouTubeで検索すれば何でも教えてもらえる時代に知識量で勝負することはほぼ意味のないものになってきてます。

自分が学んできたことや自分が思っていること、感じたことなどをうまく伝えること・発信していくことでAIにはできない人とのつながり新しい仕事への取り組みができるはずです。



人生において大事なのは学ぶことではない。
学んだことをどう自分の人生に活かすかである。


Thomas Henry Huxley /1825-1895



長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

今後ともお付き合い宜しくお願い致します。

Thank you for reading my note!!


松田ミツノブ


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