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お風呂掃除の実態調査-【汚れ・カビ対策】・【洗剤の売れ時】・【みんなのぼやき】

今年は6月6日に関東甲信地方で梅雨入りの発表があり、平年より1日早く、去年より8日早い梅雨入りとなったそうです。この時期に気になるのが湿気やカビ。特に毎日使用するお風呂は、知らぬ間に汚れがたまっていきます。

そこで今回は、全国のPOB会員(平均年齢48歳)に、「お風呂用掃除に関する意識調査」を2022年6月10日に実施しました。

 どれぐらいの頻度でお風呂掃除を行い、どのような商品でケアを行っているのでしょうか。アンケートとレシートデータから調査を行います。

お風呂掃除が大変な箇所は?

まずは、お風呂で掃除が大変だと思う箇所を尋ねました。

浴槽、天井がほぼ同率

「浴槽(49.5%)」、「天井(48.3%)」がほぼ同率で、半数近くの人が「掃除が大変な箇所」にこの2箇所をあげています。次に、「排水溝(43.1%)」、「床(42.3%)」、「壁(40.3%)」、「ゴムパッキン(38.6%)」の順に票を集めました。皆さんも掃除に苦労した経験が多い個所ではないでしょうか。コメントからもその様子が伺えます。

「すぐに水垢が出る。パッキンに生えたカビは洗剤でも落ちなくて対処しようがない。(20代女性)」
「自分の髪の毛が長いせいで髪の毛が排水溝にすぐ溜まってしまう。また、床に置いているボトルや椅子の底にすぐカビがつくのが困る。(30代女性)」
「浴槽の皮脂汚れと浴室のぬめりが気になる(40代男性)」
「梅雨から夏にかけて黒カビが目立つようになる。特に天井が掃除しにくい。(50代男性)」
「浴槽が毎回ざらつく 目地がカビで黒くなる(60代女性)」

多くの方が悩みを抱えるお風呂のカビや汚れですが、どのような対策が取られているのでしょうか。更に調査いたしました。

お風呂の汚れ・カビ対策、何を行っている?

7割以上の人が「換気」で対策

アンケートの結果、7割以上の人は「換気」で対策、次に「こまめに掃除をする(41.2%)」、「防カビ剤を使用する(21.2%)」が続きます。水気を残さないことをはじめ、様々な対策に取り組まれていることがコメントからもわかりました。

「5時間換気扇を回し、その後扉を開けて更に換気する(20代男性)」
「防カビ燻煙剤、置き型防カビ剤などでカビを予防している(30代女性)」
「使用後は、ワイパーで水切りとタオルで拭き取りをして、ドアを閉めて換気扇を回して水滴が残らないようにしています。その後、浴室乾燥を兼ねて洗濯乾燥をしています。(40代女性)」
「窓を開けながら風呂に入り、出る時冷水を壁や床にかけて最後に換気扇を約1時間回す。(40代男性)」
「使用後に換気扇は必ず回しますが、窓も開けて換気するようにしています。床や浴槽など乾燥させるようにしています。(50代女性)」

お風呂用洗剤は何を重視して購入する?

いくら気を付けていても発生してしまう汚れやカビ。アンケートの結果、多くの人がバスマジックリン等といった「中性洗剤(86.4%)」を使用し、次にカビキラー等の「塩素系漂白剤(42.3%)」、スプレー・置き型等の「カビ予防商品(8.1%)」を利用していることがわかりました。

では、洗剤を選ぶ際に重要視されることはどのようなポイントなのでしょうか。

7割以上の人が「洗浄力」に期待

お風呂用洗剤を購入する際は7割以上の人が「洗浄力」を重視し、次に「防カビ効果(46.6%)」、「こすらず落とせる(23.4%)」、「汚れの予防効果(15.1%)」、「スプレーの広がり方(13.6%)」と続きます。

きれいに汚れが落ちる、こすらない、広範囲にスプレーが広がるといった「手間がどれだけ省けるか」と「汚れの予防」といった商品の特徴が上位を占めています。

お風呂掃除の頻度

続いて、お風呂掃除の頻度について、【浴槽】と【浴槽以外】をそれぞれ尋ねました。

まず、【浴槽】の掃除頻度は「ほぼ毎日」が4割と最も多く、週に1回以上掃除をする人は8割となりました。

一方【浴槽以外】の掃除頻度は「週1回程度(23.0%)」が最も多く、週に一回以上掃除をする人は6割となり浴槽よりは頻度が落ちる傾向です。

 また、お風呂の汚れが気になる時期と言えば、カビが発生しやすくなる梅雨時というイメージがありますが、アンケート結果では「梅雨」は2割に留まります。実際は「時期を問わず気にしている」という人が全体の約7割となりました。 

レシート分析: お風呂用洗剤の売れ時

多くの方が時期を問わず気にしているお風呂の汚れですが、お風呂用洗剤の“売れ時”とは一体いつなのでしょうか。投稿レシートから深堀りをします。

下図は、過去1年の投稿レシートから、「バス洗剤」・「パイプ・風呂釜クリーナー」・「カビ取り剤・カビ防止剤」商品の1000枚当たりの出現率を月別で表したものです。 

「年末」が最も出現率が高い

レシートデータの集計結果を見ると「2021年12月(4.6)」が最もレシート出現率が高く、梅雨時期の「2021年6月(3.7)」を上回る結果となりました。

年末の時期に最も購入されているのは、大掃除のタイミングで洗剤を買い求める人が増えることが要因のひとつと言えるでしょう。また、「2022年5月」から再び出現率が上昇していることから、梅雨に向けて洗剤が買い求められている様子が上図から伺えます。

コメントピックアップ:お風呂掃除のぼやき

お風呂掃除の向き合い方は人それぞれ。一部のコメントをピックアップしました。

「風呂の蓋がすぐにヌメリが出てくるので掃除が大変。カビが落ちない。(20代女性)」
「お湯をためないときに 浴槽を使っていないのに汚れること。ドアサッシが汚いけど掃除したくない。(30代女性)」
「汚れが目立ち始めたら業者に依頼する。汚れがあるのに誰もしない。(40代男性)」
「風呂上がりに必ず換気扇を回しドアもほんの少し開けているが、家族の中に換気扇を回さない者がいるため、常時徹底することができないことが悔しい。(50代女性)」
「排水溝の網目、歯ブラシで掃除しても届かない。しょっちゅうカビ取りするものなのか。死角、なんというのか、そもそも掃除をし難いようなデザイン、構造にしないでほしい。(50代女性)」
「季節によって汚れる具合が違っていてなかなか大変です。最強の洗剤はないのかな?(50代男性)」

お風呂の汚れ・カビ対策の一つとして、前述のアンケート結果でも予防効果のある商品使用があげられました。燻煙剤などが主流でしたが、最近は大手メーカーから、置くだけ、スプレーをするだけといった手軽さを売りにした商品も発売され注目を集めています。こういった手軽に使用できる商品がより発展し広がって行くことで、根強くこびり付いた皆さんの「ぼやき」も今後、減ってくるのではないでしょうか。

今後も、レシートと消費者アンケートで様々なトレンドを分析していきます。データに関してご質問等ある方は、お気軽にお問合せください。

https://www.sbfield.co.jp/contact/contact-corporation/

POBデータサービスにご興味がある方は、以下からご確認ください。


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