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2学期が怖い、生徒の皆さんへ。大人は少しだけ困らせても、大丈夫です。


こんにちは、こんばんは。
イラストレーターのミトシです。

と言っても、あなたはたぶん私の名前を聞いても、
知らない大人としてしか、考えられないと思います。

仮に私を知っていても、
「なんだか普段から、難しい話をするおばさん」
くらいの認識だと思います。

普段私は、大人を相手にして
文章を書いています。

大人はなんだか、
ずっとお金のことを考えていますが、
それは皆さんのことを育てるために
仕方のないことですから、
少しだけ甘く見てあげてください。


さて、この文章を読んでいるということは、
少しでも「二学期が怖い」と思ったんだと
私は判断しています。

かつては、私も中学生3年の2学期に
教室が怖くなって、保健室登校になり、
最終的には中学校は不登校で終わりました。

そのときは、自分はもう死んじゃうんじゃないか、
生きてちゃいけないんじゃないかと
自分を責め続けていました。


結果ですが、残念ながら私は
精神疾患になって、大人としては中途半端に
会社で働くことは未だできていません。

でも、悲しくはありません。

いまは理解のある周りのひとに囲まれて、
少し生きやすくなって、
生きているのは悪いことじゃない、
誰でも生まれたことは悪いことじゃないんだ、と
思えるようになりました。


こんなおばさんを見て、悲しくなってくるひとも
中にはいるかもしれませんが
それでも私は、それも悪くないと思います。

あなたにはたぶん、しっかりはたらいて
立派な大人になりたいという
夢があるんだと思います。


でも、学校の勉強や、友だちとの関係に
悩んでいたり、憂うつなんだと思います。

私みたいにはたらけないと、
苦労をするから、絶対頑張らないと
いけないと思っていると、私も思います。

でも、あなたには、
夢のためにいま、我慢し続ける必要もないですし、
つらいことはつらくて、逃げてもいいと思います。


そんなことを言うと、周りのひとに迷惑がかかって、
それが気になって、怖くて仕方ないかもしれません。

ほかの大人や、親や周りの人たちに
なんて無責任! と
怒られるかもしれません。


でも、現実の世界では、
頭がちょっと良くても、悪くても、
相手のつらい気持ちに気づけない大人のほうが、
ずっと苦労して、迷惑もかけます。

ちょっと政治家さんたちを見ると、
イメージしやすいです。

ひとの悪口を言ったり、あげ足をとったり、
あげくの果てには、ひとのお金を盗んでしまったりと
ひどい迷惑をかけるひともいます。

もちろん、そういうことが
多ければ多いほど、評判が悪くなって
仕事ができなくなります。


でも、ほとんどの大人のひとは
死んだり、自分を心底責め続けて、
人生を悔やんだりもしていないのです。

「こうなっちゃったら、仕方ない」と思って、
そのまま生きていくひとがほとんどです。


あなたは、大人を困らせないように
気をつけていると思いますが、
大人のほうだって、そんなあなたを
見はなすことはしません。

少しくらい、大人は困っても
死んだりはしません。

すごくすごく、困ってしまって
苦しくてそれがずっと続くと、大人でも
参ってしまって、自分からもっと
しんどい道を選ぶことあります。


でも、子どものあなたが
すごくすごく困ってしまって、
死にたくなるほどだったら、
どんなひとも、そのまま見過ごすわけには
いかないものです。


教室に行くのが怖いのは、
もしかしたらあなただけじゃないかもしれません。

友だちも、先生も、親や周りの大人も
みんなあなたが怖がっているほど
悪い人じゃないかもしれません。

嫌なことは、嫌だと言っていいんです。


でも、人間のほとんどは
思ったより怖くなくて、
みんな心細い「ひとりずつ」、それぞれです。


あなたが教室に行きたくなければ、
行かないという決断も、ありかもしれません。

もっと大事なことは、
あなたが1年先も、10年先も20年先も、
笑顔で過ごせることなんです。


もしかしたら、受験や勉強で
1年先は不安で苦しいかもしれません。

人生は色々なことがあるので、
短い期間で見たら、しんどいことも多いと思います。

でも、色々なことがあります。

あなたがこの文章を読んでくれたり、
それがきっかけで、また明日からどうするか、
どうしたいか、考えてくれるかもしれません。


あなたがいままで、生きてきた中では
全く思いもしないことが
あるかもしれません。

ちょっとくらいの逃げ道や、隠れ道を通っても、
10年経ったら同じような道にいるかもしれません。


なにより大事なのは、
あなたが自分で考えて、生きることです。

私のようなおばさんも、
絵を描きながら細々とですが、生きています。

ドーンと活躍するひとだけが
生きているわけじゃないのです。


あなたに考えかたを
強制する気はありません。

でも、つらいことはつらくていいんです。

好きなことや、好きなひとに
目を向けて生きてください。

それが小さなことでも
大きなことでも構いません。


あなたが自分で考えたことが
いちばん価値があって、
そして生きていくことが
いちばん大切なことです。

あなたのこころに、正直に生きてくださいね。


私のはなしはもう終わりにします。

今度はあなたが、あなたのために、
周りの大人にはなしをしてみてください。

大人に相談するのって
思っているより楽になることが多いです。

私はあまり、力にはなれないけど、
こうしてあなたのことを肯定することはできます。

ずっとは無理でも
ちょっとおはなしを聞くくらいは
できるかもしれません。


勇気を持って、
一歩だけ前にすすんでくださいね。

疲れたら、だらーっとして
休んでくださいね。

では、またね。


よく読んでくれてありがとうございましたm(_ _)m

また元気でお会いしましょうね。
イラストレーターのおばさんでした(*^^*)


サポート誠にありがとうございます。 これからもよろしくお願いいたします。