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ホワイトナイツ白夜 自由への渇望

”みんなのフォトギャラリー”にて掲載中のイラストを使用して下さってありがとうございます。数ある作品の中から選んで頂き、大変嬉しいです。今日は白鳥のイラストを使って下さっている方々をご紹介します。皆様のそれぞれの気持ちや想いを一枚のイラストを通じて知ることが出来て、その巡り合わせにも感謝しています。

皆様の作品を読ませていただいて、”孤独”  ”自由”  ”飛ぶ”を キーワードに『ホワイトナイツ白夜』1985年アメリカ映画をご紹介。

ティラー ハックフォード監督。ミハエルバリシニコフ主演。グレゴリー ハインズ共演。ソ連から亡命したダンサーが、運悪く飛行機事故でソ連に不時着。KGB監視のもと、政府側の元恋人らにソ連で活躍する事を迫られるが、自由を求め再び亡命するお話。

挿入歌のウラジーミル ヴィソツキーの曲。しわがれごえでギターをかき鳴らし歌う。自由を求め、もがき苦しむ主人公の想いと重なり、非常に印象的だった。ちなみに映画のサントラには、彼の曲が入っていないそうだ。

ウラジーミル ヴィソツキー1938-1980 享年42歳。ソ連の吟遊詩人。体制批判を歌うシンガーソングライター。ソ連の偉大な人ランキングで4位に入っていた有名な方なのだとか。

当時大学生の私は速攻、ウラジーミル ヴィソツキーのアルバムを手に入れ、毎日の様に夜中に曲を聴いていた。聴きながら、課題の制作のため、デッカいキャンパスに向かって油絵を描いていた記憶がある。傍にタバコとジンを置いて…

今日も久しぶりにウラジーミル ヴィソツキーの曲を聴きながらイラストを描いてみた。

昔感じていたしがらみは今はない。違うしがらみがあるから。昔感じていた孤独は今はない。違う孤独があるから。昔感じていた自由は、今はない。違う自由があるから。

人間の欲は尽きない。若い時には若いなりの、歳を重ねれば歳を重ねたなりの、しがらみや、孤独や、自由がある。

孤独は自分を見つめる必要不可欠な時間。だけど負の感情だけに飲み込まれてもいけない時間。孤独は仲間を求め、仲間を愛おしく思わせるのだ。

いつも願っている。心の翼は永遠に、どんな時も自由に飛べるんだと。そして、そんな自由な気持ちを持つことだけは絶対に忘れたくないと。



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