フィンランドの森 体験談
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はじめに
森はとても身近な存在
森に行くのも日常
フィンランド式BBQ
サウナで整う
さいごに
はじめに
フィンランドの森に初めて興味を持ったのは大学4年生の頃だった。
当時教育学部に通っていた私は、卒業論文のテーマを決めかねていた。
「主体性がいかに育まれるか」がずっと人生のテーマだったので、
卒業論文の大きなテーマも主体性にしようとは思っていた。
とはいえ、「主体性」といっても規模が大きすぎるため、
具体的な研究の切り口が必要だった。
切り口を何にしようか迷っていた際に、
偶然知人から「森でのキャンプ」に誘われ、森に足を踏み入れることになる。
「内省と対話のキャンプ」というコンセプトだったこともあり、
森に入り、人と対話する中で起こる心の中の変容に興味を持った。
そこから、幸福度の高さと北欧の教育は関連があることを思い出し、
フィンランドに森の授業があることを知った。
「これだ」と心に決めて、森の授業を研究する日々。
詳しく書くのはまたの機会にするが、
5万文字ほどの大作を書いて大満足の卒業研究になった。
この本では、その後の話。
本場のフィンランドの森に足を運んで感じたことを綴りたい。
森の可能性に気づく人はこれからもっと増えると予測している。
森に興味を持っているあなたの探求の旅のお供になれたら嬉しいな。
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