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【現役東大生が解説】中学受験の面白い問題を紹介します!~特別編~


みなさん、こんにちは!
現役東大生ライターの松岡頼正です。

この連載では中学入試の面白い問題を、詳しい解説込みで紹介しています。

前回の記事はこちらです。

今回は国語の問題を扱いましょう。
 
中学受験の国語で面白いのは、熟語パズルですね! 熟語パズルとは、例えば

〇の部分に共通して入る漢字は何でしょう? 
「時〇→〇食」 (正解は「間」) 

のような、空欄に漢字を入れて熟語を作る問題です。

中学入試の国語では、このようなクイズみたいな問題がよく出てきます。普通に大人が解いても頭を悩ませる問題がたくさんあって、非常に面白いんですよね。

そこで今回は特別編として、私が熟語パズルをいくつか作ってみたので、みなさん挑戦してみてください! 果たして何問解けるでしょうか?


・第一問 

それでは早速いきましょう!
 
以下の熟語の〇には全て体の一部を表す漢字が入りますが、それぞれ何が当てはまるでしょうか? ただし、同じ文字は使えないものとします。

いかがでしょうか? 

答えは以下の通りです。

蛇足や悪手は比較的思いつきやすかったのではないでしょうか? 

「〇元」は手や足でもいいのですが、そうすると他と重なってしまうので「耳元」に決まります。
 
逆に、木目などは難しかったかもしれません。目には「きざみ」や「すじ」といった意味が存在していることを知っていれば、ひらめくことができたのではないかと思います。
 
このような問題を解くには語彙力が必須ですが、例えばこれらの熟語を見て「なぜ人の体と関係ないのに、人の体の一部を表す漢字が使われているんだろう」などと疑問に思うことが、語彙力を伸ばすカギです。
 
一度立ち止まって考えて、また他に似たような言葉がないかと探して…といったように、丸暗記ではなく考えながら言葉と接することによって、語彙力がついていくでしょう。

 

・第二問

続いては十字パズルの問題です。その形から「和同開珎(わどうかいちん)」などと呼ばれたりもしていますね。
 
矢印の方向にしたがって読んで熟語が成り立つように、〇に入る共通の漢字を答えてください。

分かりましたか? 正解は…

「花」でした!
 
この形式の問題は、熟語の数が少なそうな漢字から攻めていくのが基本の戦略です。今回だと、〇束や、〇粉が少なそうでしょうか。
 
当てはまる漢字を思いついたら、他の熟語でも通用するか一つずつ試していくといいでしょう。
 
では、やり方が分かったところで、別の問題も解いてみましょう。3問まとめて出題するので、全部解けるよう頑張ってください! 

 

・第三、四、五問


先ほどよりも難しいでしょうか? 実はこれ、3問とも難易度が上がっています。

なぜかと言うと、これらの問題、全て熟字訓が含まれているからなんです。 

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